オーラが見えるようになって人を救いたいと思う人は、私の周りには結構多いです。
「自分にもオーラが見えたらどんなに幸せだろうか」
そんな風にいう人もいます。
しかし実際にオーラを見ることが出来れば人を救うことが出来るのでしょうか。
オーラが見えても人を救えるかどうかは別の話
結論から言えば、オーラが見えるのと人を救うのは全くの別の話です。
なぜそう言えるのかをご説明します。
オーラが見えても意味は分からない
実際にオーラが見えてもそれがどんな意味か分かるかと言われると分かりません。
「あの人のオーラは青色だ」
そんな風にオーラの色が分かったとしても、その青いオーラがどんな意味を持つのかまでは分かりません。
自分で読み解いていくしかないのです。
ネットで調べればオーラの色の意味は出てきますが、色というのは微妙ですし色んな色があります。
同じ青でも少し暗かったり、明るかったり薄かったり、赤が混じっていて複雑な色になっていることもあります。
そうなるとネットには載っていません。
だから自分の過去の経験と知識から読み取っていくしかないのです。
ですからオーラが見えるだけでは人を救うことは出来ないのです。
オーラが見えるかどうかよりも人間力の方が大切である
オーラが見えて、そのオーラの色の意味が分かれば少しはその人の事が分かる部分はあるかもしれません。
しかし実際どんなに分かっていたとしても、態度が悪かったり高圧的であったりしたら誰も話を聞こうとは思わないでしょう。
話をするには、
「この人に話したい」
「この人だったら分かってくれるかも」
そう思えるような人間力と人柄である必要があるでしょう。
それはオーラが見えるからと言って身につくものではありません。
もしオーラが見えたとしても、それ以上に人間力を高める必要があるでしょう。
知識と経験、そして常に学ぶ姿勢があって初めて人を救う力が持てる
オーラが見える事よりも人間力を高めることの方が大切だということをお話ししました。
それ以外にも大切なことは、
今まで自分が培ってきた知識と経験です。
どんなに相手のことが分かっても、それを解決するための知識は必要になってきます。
人それぞれ悩みというのは違う訳ですからそれだけ色んな分野の知識を持っている必要があるのです。
それから知識だけでは相手の心を本当の意味で理解したとは言えません。
今まで自分がどんな風に困難を乗り越えてきたかという経験がものをいうのです。
そして私が一番大切だと思うものが、
常に学び続ける姿勢です。
時代も環境も変わりますし、自分自身も成長していきます。
その上で、自分は全てが分かっているしオーラが見えるから大丈夫なんて思っていたら結果的に何も分かっていない人になってしまいます。
常に謙虚に学ぶ姿勢があってこそ、オーラが見えると言う能力を存分に発揮することが出来るのです。
結局は自分の努力次第
オーラが見えるだけでは人を救うことは出来ません。
それ以外にも大切なことはたくさんあるのです。
逆に言えばオーラが見えなくても人を救うことは必ず出来ます。
なので私が思うのは、オーラが見える事よりも人を救うために自分は何をするのかと言うことを考えていくことが大切です。
オーラが見えなくても人の心に寄り添うことは出来ます。
話を聞くことは出来るはずです。
オーラが見えて、相手のことを理解しなくても話を聞いていれば相手のことを理解し、寄り添うことは出来るのです。
特別な能力に頼らなくても出来ることはたくさんあるのです。
人を救いたいと思うのなら、今の自分に出来る最善のことをしていきましょう。
人を救いたいと思う心が自分の心を育て、人間的に成長し、人を救える存在になっていくのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。