全く今が幸せを感じていない人からすると、幸せを見つけるということはとても大変なことかもしれません。
「この世に幸せなんかないよ」
「少なくとも自分の周りに幸せはないよ」
と思ってしまうくらい幸せを見つけられていない人もいるかもしれません。
幸せというのは存在しますし、案外身の回りにたくさんあるものです。
それを見つけられていないのはあなたの心が見ないようにしている可能性があるのです。
今回は幸せを見つけ、幸せを引き寄せてくるための方法を解説したいと思います。
かなり長い記事になりますが、是非最後まで読んでいただければ幸せになるための方法が見つかるはずです。
幸せは身近にありその幸せを見つける事で幸せはやってくる
幸せはどこにあるのだろうかと悩んでしまうことがあるでしょう。
幸せを探そうと思ったらほとんどの人が自分の外側に目を向けます。
外側というか自分の身の回りにはないと考えてしまうのです。
今まで生きていて幸せを見つけることが出来なかったわけですから、今の自分には幸せがないと考えてしまうのは仕方のないことです。
しかし幸せはどんなに外に目を向けたとしても外にはありません。
確かに、身近だけではなくまた手に入れていない幸せは当然たくさんあります。
そんなこと言っても今まで見つけていないのだからあるはずがないと思ってしまうものです。
- 結婚をしていなければ、結婚出来れば幸せになれる
- お金がないからお金持ちになれば幸せになれる
- 自信がないから自信が持てれば幸せになれる
そんな風に思っている人が多いのではないでしょうか。
しかしその考えではいつまで経っても幸せになる事は出来ません。
その理由をご説明いたします。
自分にないものを埋めてもそれだけでは幸せになる事は出来ない
幸せというのはないものに目を向けていたら幸せになる事は出来ません。
「お金がない」 「恋人がいない」 「自由がない」 「可愛くない」
そうやって自分にないものばかりに気を取られている人というのは案外多く、ほとんどの人がないものに目を向けてしまっている事が原因で幸せを手に入れられていないのです。
確かに自分に足りないものというのはたくさんあるかもしれません。
しかし極論それはこの世界中の人全てがそう感じているのです。
とても恵まれているように見える人でも、全てを持っているように見える人でも、
- 「お金はあるけど楽しくない」
- 「周りに人はいるけど本当に分かり合える友達がいない」
- 「愛が足りない」
のように探そうと思えば足りないものはいくらでもあるのです。
足りないものに目を向けている時点でそれは、永遠に尽きる事がないという事です。
確かに現状から考えると、「もっとこうなれば幸せなのに」と思うのですが、いざ手に入れてしまったら「もっと欲しい」となるものなのです。
幸せになるために大切なことは、今の自分に足りないものを探すことではなく幸せを感じるための心を持つことなのです。
ないものに目を向けている間は幸せを感じる事が出来ないということ
一つを手に入れたからと言って幸せになれるわけではない
幸せというのは一つ手に入れたから一気に幸せになれるというものではありません。
総合的な評価によって幸せを判断していることがほとんどなのです。
「良い職場に就職出来て幸せだけど楽しめる趣味がないから休日がつまらない」
そう感じていたら幸せと感じる事が出来ません。
世間で言われていることで、
「お金があっても幸せにはなれない」という言葉をよく聞くと思います。
「お金がなくて悩んでいる人からすればお金があったら幸せだよ」と思うかもしれませんが、お金があるから幸せという考え方は間違っています。
お金があっても孤独を感じていれば幸せだと思えませんし、毎日やりがいもなく無気力に生きていれば幸せを感じる事は出来ないでしょう。
人生は総合評価で決まります。
「何があれば幸せ」という事ではなく、「なんだかんだ言って毎日が幸せ」というように全体的にみて幸せかどうかが決まるものなのです。
そもそも幸せというものがとても感覚的で心によって左右されるものです。
何があれば幸せとかではなく、心が幸せを感じる事が出来たらそれは幸せなのです。
幸せが見つけられないという人は、「生きる意味」という言葉でも同じ意味である
「生きる意味」と「幸せ」というのはかなり密接な関係にあります。
生きる意味を求めることも幸せを求めるということも同じことです。
例えばですが、
「家族を守ることが生きる意味だ」と考えている人がいたとします。
その人の幸せは家族を守り続けることです。
かなり似ている意味となるのです。
ですから「幸せ」を見つけようと思っても見つからない人は、「自分の生きる意味はなんだろう」と考えても良いでしょう。
生きる意味を見つけることが出来れば、人生に充実感を得ることが出来て幸せを感じることが出来るはずです。
幸せとは「心が良い」と感じることが出来ていれば幸せである
幸せを見つけるためにはまず、「幸せがどんな状態なのか」ということを知る必要があるでしょう。
結論から言いますと、
「毎日が充実している」「なんだか楽しい」「このまま続けば良いのにと感じる」
という感情が生まれているの出したらかなり幸せを見つける事が出来ていますし、幸せを感じる心も持ち合わせていると言えるでしょう。
幸せはずっと続くわけではないからこそ変化していく必要がある
幸せというのは「一度手に入れたらずっと幸せが続く」というものではありません。
幸せを手に入れたら一生幸せになれると思いたい気持ちはあるのですが、やはり価値観や状況によっても変わってきますし年齢を重ねるごとに年相応の悩みというのは生まれてくるのです。
例えば、就活生にとっての幸せは良い企業に就職をすることです。
そして結果的に良い企業に就職することが出来て幸せを手に入れることが出来ました。
ですがその気持ちは3ヶ月もすればなくなっているはずです。
毎日の仕事に追われていたり、やりがいはあるけどプレッシャーも大きいというように幸せを感じつつも悩みも同時に増えてくるでしょう。
そうやって状況や環境の変化によって幸せを感じたり、感じられなかったりを繰り返しながら人は変化をしていくのです。
ですから幸せは永遠に続くわけではなく、また次のステップへと変化して成長していく必要があるということなのです。
幸せを見つけるための方法
幸せを見つけるために必要な考え方と、幸せの特徴について詳しく書いていきますので是非参考にしてみてください。
「このまま続けば良いのに」と思うことを探す
「このまま続けば良いのに」と思える事はかなり少ないかと思います。
楽しい時間や幸せな毎日を送っていると、「ずっとこの時間が続いてくれないかな」と思う事があるでしょう。
それは幸せを感じられている証拠でもあります。
人生そのもので言うとなかなか見つけることが難しいかもしれませんが、ポイントで見ると案外見つける事が出来ます。
「休日の朝に飲むコーヒーを飲む時間は最高」「趣味を楽しんでいる時間がずっと続けば良いのに」
そんな風に感じる事があるでしょう。
確かに普段の生活は仕事が大変であったり、やることに追われていて大変な日々を送っていたとしても、自分にとって大好きな時間というのは案外一つや二つはあるものです。
そのように「このまま続けば良いのに」と思える時間を増やすことで、幸せというのはどんどん増えていくのです。
まずは自分にとって幸せだと思える時間を探すことから初めてみましょう。
「こうなったら良いな」というものを探す
「こうなったら良いな」と思えるようなイメージは自分の中で確実にポジティブなイメージです。
そして今あなたが考えている中でとても理想な状態であり、絶対に届かないような夢物語でもないはずです。
届きそうだけど届かないと思ってしまうようなものに人は、「こうなれたら良いな」と感じるものなのです。
確かに現状では手に入れられていないかもしれませんが、これからの自分の行動次第ではそんな風になれるかもしれません。
せっかく幸せだと思えるようなイメージが出来ているのだとしたら、目指してみる価値はあるでしょう。
「こうなったら良いな」と思えるものに向かっていく時点でワクワクする気持ちが湧いてくるはず。到達出来なかったとしても、近づいていく事が出来ているのなら幸せにも近づいていくでしょう。
「なんだか楽しい」と思えるものを探す
「なんだか楽しい」と思える時は、心が喜んでいる証拠でもあります。
それに、「なんだか」というように理由が自分の中で理解出来ていないのに楽しいというのは、思考ではなく心から楽しいと思えているはずなので、間違いなく楽しいと思えているのです。
「楽しさなんて求めていない」
「幸せを求めているんだ」
と思っている人も一度立ち止まって考えて欲しいです。
楽しいという感情の先に幸せという感情があるのであって、楽しくない幸せというのはあり得ないのです。
自分の中で「なんだか楽しい」と思えることを探してみましょう。
その先に幸せという感情がある可能性が高いのです。
「ありがとう」を探すことは幸せを探すことと同じこと
自分の身の回りにある「ありがとう」を探すことで、幸せを見つける事が出来るようになるのです。
それはどういうことなのかというと、
「ありがとう」という言葉が出るということは感謝をしているということです。
身の回りに感謝出来ることを探すことで、幸せを探すということにつながるのです。
よく、自己啓発本などで、
「感謝をすることで人生は豊かになる」 「ありがとうと言えば幸せになっていく」
と言われている本当の理由はスピリチュアルのような話だけではなく、
幸せというのは身の回りにたくさんあって、その幸せを見つける事で幸せになっていきます。
そして幸せを感じる心が育まれていくことで、自分自身が幸せになっていくのです。
ですからありがとうを探すということが幸せになるためには必要なことなのです。
「理想でも良い」その理想が叶うから幸せだと感じるのだから
理想を掲げることは、カッコ悪いことだと思っている風潮があるように思えます。
「それって結局理想論でしょう?」というように、
理想=叶わない
みたいな考えを持っている人が多いですがそんな事はありませんし、理想を掲げて生きていくことは悪いことではありません。
理想を現実に変えていくことで人は成長していき、幸せを手に入れる事が出来るのです。
確かに理想を現実にすることは、簡単なことではないかもしれません。
しかし、理想を現実に変えていくことが出来れば幸せを感じる事が出来るはずです。
自分が幸せだと思える現実を手に入れることを否定してはいけません。
幸せを目指して努力することはとても素晴らしいことです。
どうせ叶わないなら目指さない方が楽
そんな風に考えている人もいますが、それも正しい考えとは言えません。
幸せが手に入らないなら最初から幸せなんていらないと考えてしまったらいつまで経っても幸せになる事は出来ないのです。
せっかく生まれてきたわけですから幸せを手に入れるために目指していくことは良い事ですし、そうやって目指していくことで叶わなかったとしても後悔のない人生という幸せを手に入れる事が出来るのです。
理想を目指して仮に叶わなかったとしても、「理想を目指していない自分」よりかは確実に理想に近づいているはずです。
それなら目指さないよりも目指した方が良いです。
幸せになることに対して諦めてはいけません。
幸せを目指していけば、少しづつかもしれませんが幸せに近づいていく事はできるのです。
嫌なことや辛いことを避けるだけでは幸せになる事は出来ない
嫌なことや苦しいことを避けて通ること自体は悪いことではありません。
無理して苦労をする必要はないからです。
しかし、嫌なことを避け続けているだけでは幸せになる事は出来ないですし、嫌なことが全てなくなったとしてもそれは幸せな状態ではないのです。
先ほども言いましたが幸せというのは、
「このまま続けば良いのに」 「こうなったら良いな」 「なんだか楽しい」
というようなポジティブなイメージが湧いてくるような現実を手に入れた時に幸せを感じる事が出来るのです。
嫌なことのようなネガティブを避けただけでは、「何もなくなってしまうだけ」です。
「嫌なこともなければ良いこともない」
そんな状態では決して幸せな状態とは言えないでしょう。
嫌なことを避けることも大事なことですが、それよりも良いと思える状況を作ることの方がもっと大切なのです。
ないものを欲しがることよりも今ある幸せを守ることの方が大事である
人は無い物ねだりをします。
よく、
「お金があれば幸せになれるのに」「恋人が出来れば幸せになれるのに」「もっとカッコよければ幸せなのに」
というように、自分にないものを考えてそれが満たされれば幸せになれると思っている人がいますがそれは間違いです。
自分に足りないものを埋めるだけでは幸せになれないのです。
それではいつまでも「もっとこうだったら幸せになれる」と思って今度は、
「かっこいい服を着たら幸せになれるのに」といつまで経っても幸せになれないのです。
足りないものを埋めるのではなく大切なことは、今ある幸せを見つけて守ることの方が遥かに大切なのです。
カッコ良くないし、お金もないけど、大切な友達と家族がいる
そんな風に思えたらそれは幸せなのです。
足りないものに目を向けて、友達や家族を失ってしまったら今ある幸せすらなくなってしまうのです。
幸せになるために頑張っているはずなのに逆に幸せを失う結果になりかねません。
もちろん幸せを目指して努力をすることは良いことです。
しかし、幸せを手に入れるために今ある幸せを失わないようにしましょう。
今ある幸せを大切にして、一歩一歩新たな幸せな道に向かって進んでいけば良いのです。
答えはいつも自分の中にある
たくさんの人がいろんなことに迷って悩んで、全然わからなくて答えを出せずにいます。
確かに答えを出すというのは簡単なことではないかもしれません。
自分の心の中には答えがあってそれを求めているのに、
「別のもっと良い答えがあるのではないか」と考えてしまいます。
そうすると答えからどんどん遠ざかってしまいます。
自分の心には常にやりたいことや求めています。
それに気付く事が出来ていないから悩むのです。
何を求めているのかを正しい答えを見つけるというのは大変かもしれませんが、実際はそこまで難しくはなく自分自身が納得すればそれが答えなのです。
他人がなんて言おうとそれが本当の答えだったとしても、自分が納得出来なければそれは答えではありませんし幸せな人生ではありません。
自分の心では分かっていても頭(思考)で分かるまでには時間がかかります。
自分の心が分かって納得するまでは必死に考えて、一生懸命自分に向き合ってください。
そうすれば必ず自分の気持ちに気付く事が出来ます。
答えはなんだかんだ自分では分かっていて、「あとは納得するだけ」という事がほとんどです。
必死に考えて自分に向き合うのは、
「これだけ考えて出した答えなのだから正しい」と納得するためにやっているのです。
答えというのは自分の中にあるということを頭の片隅にでも置いておくことで、さらに幸せというのは見つかりやすくなるでしょう。
幸せは一つしかないわけではなくたくさんの幸せの中から選んでいくもの
これがないと幸せではないと思い込んでしまうと、どうしてもそれがないといけない人生になってしまいます。
ずっとその幸せに縛られて生きていくことになるのです。
今の自分からするとそれが一番の幸せだと思うかもしれませんが、自分の幸せというのは一つではないのです。
「大好きな仕事をしないと幸せになれない」
確かに大好きな仕事が出来れば幸せですが、そうじゃなくても幸せになる事は出来ます。
- 大好きじゃないかもしれないけれど、人に喜ばれる仕事をしている
- はじめは大好きじゃなかったけど、やってみたら今の仕事が大好きになった
- 仕事自体は好きではなかったけど、たくさんの人に評価をされて自信が付いた
そのように最初は大好きな仕事ではなかったにしても、やっていくうちに好きになったり別のやりがいや得られるものがあって好きになって「むしろ今の方が幸せだ」と思っている人も結構多いのではないでしょうか。
幸せというのは、価値観や環境、経験によって変わっていくのです。
しかも、「こうじゃないと幸せじゃない」と思い込んでいるものは、やったことがないことの方が多いはずです。
やったこともないことに対して先入観でイメージだけ膨らませても、それが本当に幸せかどうかは分かりません。
やってみて気づく事もありますし、幸せの形はたくさんあるのです。
「こうじゃないと幸せじゃない」と決めつけないでください。
そう思い込んでしまうと本当の幸せを見つけることが出来なくなってしまう可能性が高くなります。
幸せの形は一つではなく、たくさんの場所に落ちているということを覚えておきましょう。
あとがき
人間は自分が幸せだと思った時に初めて幸せだと感じる事が出来るのです。
ある意味何があるから幸せだとかそういうことではなく、自分が幸せと感じることさえ出来れば、何もなくても幸せなのです。
そうなると幸せを感じる事が出来る心を持つ事がとても重要だという事です。
詳しくはこちらを読んでください。
幸せを見つけることは簡単なことではないかもしれません。
しかし幸せというのは案外目の前にあるものです。
自分の心の声を聞くことができれば自然と見つかっていくものです。
不安や心配、悩みがあるといまがどんなに恵まれた生活を送っていたとしても幸せと感じることはありません。
どんなに他が充実していたともしても、一つでも大きな悩みがあるだけで本当の幸せとは思わないでしょう。
ですから幸せというのは、それだけ穏やかな心と平穏な日々、ストレスのない生活が大切なのです。
その答えは自分の心に必ず存在してるのです。
素直な心を持っていれば自然と幸せに気付くことができるのです。