頑張って自分らしくない自分を目指しているより、
自分を受け入れて自分らしい自分を突き詰めて生きていったほうがうまくいきますし、無理をせずに生きられます。
自分じゃない自分に憧れを持っている人が多いけれど、他人から見たらあなただって十分魅力的に見えているはずです。
今回は、隣の芝生は青く見える。苦労して自分じゃない自分になるより、今の自分を磨こうというテーマで書いていきます。
みんな無い物ねだりをしているだけ
結局みんな無い物ねだりをしているだけです。
他人の芝生は青く見えるだけであって、自分以外の憧れの自分になれたとしてもそれではまた、別の自分になりたいと思ってしまいます。
自分以外の自分になりたい無い物ねだりでは、いつまでたっても幸せにはなれません。
どこを目指したってゴールなんてものはありません。
欲であればなおさら、手にれた瞬間他のものが欲しくなります。
それなら自分らしい自分のレールを渡って進んでいけば良いのです。
他人に目を向けるのではなくて、今の自分がどんな風になりたいのかを考えることが大切です。
自己否定をするのはやめよう
今の自分を否定していても、苦しいですし、そのままでは何もうまくいきません。
どうしてかというと、
自分を嫌っているのに、そのままの状態では思い通りに心や体が動いてくれないでしょう。
自分の嫌いな人が自分の思い通りに動いて変わっていくことはないはずです。
嫌いな人は、自分の思いに逆らって、違う行動をするはずです。
それは、嫌いな人の意見を受け入れてくれないでしょう。
ですから、
まずは自分を好きになってあげてください。
今の自分を受け入れてあげてください。
それから、
「自分はどんな風に変わりたいのか」を考えて行動すればいいのです。
その方が全然うまくいきますし、流れに逆らわずに変わっていけるでしょう。
自分を否定して、他人を肯定し、あるはずのないゴールを目指す。
そんなことをしていてもいつまでたっても良い方向へは進まないし、必死にもがき苦しむだけです。
今の自分に納得できないのもしょうがないことですし、頑張ることはいいことです。
頑張ることはいいことだけど、自分を否定し続けて生きるのはお勧めできません。
自分の全てを受け入れて、自分を全力で肯定出来るのは、自分しかいないのです。
他人が自分の全てを受け入れてくれることはありません。
自分を受け入れられるのは、自分しかいないのです。
「誰だって人にはないものを持っている」
それに気付き自分を褒めてあげましょう。
みんな誰でもやれば出来る。やり方はみんな知っている。
出来ないことばっかりに目を向ける人がいるけど、みんな出来ることの方が多いはずです。
ご飯だって食べられるし、歯も磨ける。
お風呂だって入れます。
文字だって読めるし、算数だって出来ます。
出来ないことを悔やむより、出来ることを喜んで褒めてあげましょう。
「そんなことは誰だって出来る」
と思うかもしれませんが、
みんながみんな出来るわけではありませんし、それを覚えて理解するということはとてもすごいことをやっているのです。
初めから出来たわけではありません。
みんな自分が努力して出来るようになったのです。
努力して出来るようになった経験をしているのだから、どんなことも努力して出来るようになれるのです。
その方法をみんな知っているのです。
ですから、みんなやれば出来るのです。
自分はダメな人間だと思うことはしないでください。
みんなやろうとしていないだけで、才能はあるのですから。
他人の芝生は青く見えるが近くから見たら自分と変わらない
完璧な人間なんて一人もいません。
どんなにすごい人でも、近くにいれば悪いところだって沢山あるでしょう。
遠いところから見ているからその人の素晴らしいところだけ見えますし、そこだけを見ているのです。
どんな人でも、同じ人間です。
そんな幻想ばかり追いかけていてもそんな人にはなれません。
そんな良いところだけ見ていても、それはただの幻想です。
どんなに素晴らしい人でも、出来ないことはたくさんあります。
あなたが出来て、そのすごい人が出来ないことだってたくさんあるでしょう。
自分に無いものばかりに目を向けて、他人のあるものに目を向けているから、
「自分は何も出来ないダメ人間なんだ」と思うのです。
そんなことをしていたら、誰だってそうなります。
ダメな部分は誰でもあるのです。
逆に良い部分も誰にでもあるのです。
無いものより、今あるものを磨き上げてもっと素晴らしい自分になればいいのです。
みんなダイヤの原石なのです。
自分の良いところをしっかり見て、自分を好きになってあげてください。
それから努力して、理想の自分になっていけばいいのです。
あとがき
自分の持っているものや出来ることというのはあまり気が付きにくいものです。
それにもう手に入れているものですから欲しいとは思いません。
自分が持っているのは自分にとっては当たり前のものになってしまうのでその有り難みがわからなくなってしまうのです。
無いものに目を向けるから自分を否定してしまうのです。
自分の持っているものに目を向けましょう。
そうすることによって自分が案外いろいろなものを持っていることに気付きます。
そうやって自分を肯定してあげれば次第に自己否定がなくなり、自分に自信が持てるようになっていくでしょう。