「努力すれば報われる」
「努力すればいつか結果が出る」
そう思って行動していても思うような結果が出なくて苦しんでいる人は多いのではないでしょうか。
努力すれば誰でも結果が出てしまうのなら、頑張っている人はみんな報われていてみんなが天才と呼ばれる人になっているはずです。
ですが現実はそうではありません。
「努力してるから結果は必ずついてくる」というのはみんなそう思いたいものです。
しかし頑張れば報われると思っている間は結果を出すことは出来ないのです。
今回は「なぜ頑張っても報われないのか」というテーマでお話ししたいと思います。
努力をしているかしていないかでは結果が決まるわけではない?
結果を出すためにはある程度の努力は必ず必要になってきます。
努力はもちろん大切なのですが、努力をするかしないかで結果が決まってくるものではありません。
努力をするかしないかではなく本当に大切なことは、
「結果を求めてどんな行動をしているかどうか」ということです。
目標と目的を明確に定めていて、その結果に向かっていく為に必要な行動をしなければ結果というのは出ないのです。
ただ闇雲に行動だけしていても、ただ何となく頑張るだけでは思うような結果は得られません。
努力をすれば報われるという考えは思考停止してしまうのです。
大切なのは努力をしているかどうかではなく、目的の為に何をするかという事なのです。
努力をする事を目的としてしまったら結果は出ない
努力をすれば報われると思っている人は、どうしても「努力すること」が目的になってしまっている人がとても多いです。
基本的に人間の行動とイメージ力はすごいもので、
「欲しい現実を手に入れようとする」という能力を持っています。
例えばですが、
自分が今喉が乾いていたとします。
その時にやるべき行動というのは自動販売機かコンビニを見つけて買う事でしょう。
結果が飲み物を飲むというものであれば、努力をして飲み物を買ったとしても、簡単に飲み物を買ったとしても別に結果は変わりません。
「喉を潤す」という目的を叶える為に、「飲み物を買う」という行動をする。
それが目的と行動の原理だということです。
目的を間違えずにしっかりと行動さえ出来れば、努力は必要ないのです。
一生懸命バイトをしてお金を貯めて飲み物を買っても、親からお金をもらって飲み物を買っても同じです。
変わるのは自分の気持ちです。
「飲み物は後回しでいいからとにかく頑張ってバイトをしよう」なんて言っていたら、いつまで経っても結果(飲み物を飲むこと)を出すことは出来ません。
努力をするのではなく、しっかりとした目的とその目的を達成する為の適切な手段が大切だということなのです。
楽をして結果が出せるわけではない
努力をしたからといって結果が出るわけではないのだとしたら、じゃあ楽をしてやれば良いのかと言うとそんなことでもありません。
結果を求めて行動することも大切ですが、楽しんでやれば無理をするより良い結果が待っていることもあるのです。
何か目標を持って行動する時というのは結果に目を向けて行動していくでしょう。
例えば、
「お金持ちになるために、本を書いて大金持ちになってやる」
「有名になるために芸能人になる」
そんな思いがあって行動を移します。
それも間違いではないし目標を持って行動することはとても良いことです。
そうやって結果を見て行動することも大切なのですが本当に自分の理想の現実を手に入れたり、楽しくストレスのない生活をするには他にも必要なことがあります。
それは、「結果も大切だけど、その過程も楽しむこと」です。
どんなに成し遂げれば最高の人生が待っているとしても、それだけでずっと続けることって難しいですし、過程がつまらなくてやりたくないことを続けていては、自分の理想の人生からは遠くなってしまいます。
それに成功するためにはやっぱり、
「楽しむこと」というのは必要不可欠だと思います。
なぜなら、楽しんで行動している人というのは輝いているからです。
輝いていて楽しそうにやっているところには良いエネルギーが集まり自然と良い結果になります。
もちろんストイックに続けても行動していれば結果はついてきます。
ですがどうせやるなら楽しんでやった方が絶対に良いです。
時間は有限ですしせっかく生まれてきて生きていれば辛いことはたくさんあるのだから、精一杯楽しんで生きた方が絶対に有意義だと思います。
なので結果も大事ですが過程もしっかり楽しむことをお勧めします。
嫌々やってもそれは周りから見たら魅力的ではないし自分だって苦しいです。
生きているだけで苦しさがあるのに自分から苦しい道を進んでいく必要はないです。
結果を求めてしっかり楽しむことで良い結果を生むのです。
楽しむことが大切と言ってもやはり結果がついてこなければ楽しむことは出来ません。
楽しければ結果が出なくても良いと思っていたとしても結果が出ないことほどつまらないことはないですし、求めているのにそれが実らないことほど辛いことはないでしょう。
ですから目標に向かって行動するのは当然のことです。
しかしそればかりでそこに向かうまでの過程が本当に苦しいだけのものでしたらそれもまた苦痛でしょう。
そしてそんなやりたくもないことをやり続けることはなかなか出来ないでしょう。
目的を持って結果を出すために最短距離を目指すのは当然のことです。
その上で楽しめることは楽しんで、うまくいった時には本気で喜んでいけば良いのです。
結果を出そうと思ったら過程は楽しめないと思い込んでいるのは自分です。
過程を楽しみながら結果を出すことは出来るのです。むしろ結果を出している人は過程もしっかり楽しんでいるのです。
自分の固定観念を取り払って、本当の理想の目標に向けて行動していきましょう。
本当の努力とは明確な目的の為にする明確な行動のことを言う
あくまでも「頑張ってバイトをする」というのは手段であって目的ではないのです。
目的は飲み物を飲むことです。
しかし努力をすれば報われると思っている人は、頑張ってバイトをする事が目的となってしまって、飲み物を飲むことを忘れてしまうのです。
そうなると「欲しい結果」よりも「努力すること」が目標になってしまうので、「努力した」という結果しか得られなくなってしまうのです。
ですから目標を見誤ってはいけないのです。
自分がどこを目指しているのかを自分自身がハッキリとわかっていなければ意味がありません。
目標がハッキリしていれば、目標に向かってどんな行動をすれば良いのかを考えて、自然と自分がやるべき行動というのは見えてくるのです。
目標をしっかり明確に決めて、それから逆算をすれば自然とやるべき行動が見えてきます。
「ちゃんと目標を立ててその通りに行動する」
それが出来れば初めて努力が報われるのです。
まずは「目標を最優先に考えること」
それが最初にする努力と言えるでしょう。
目的も行動も思ったよりもはるかにシンプル
私たちはどうしても難しく考えてしまう癖があります。
飲み物は飲みたいけど、飲んでしまったら無くなってしまうし、そもそもお金がないからどうすればいいんだろうと悩んでしまうのです。
極論、水道水を飲めば良いのに、コーラが飲みたいからそれ以外は飲みたくないというように色々条件を付けて自分を追い込んでしまうのです。
よく、「追い込まれたら結果が出た」なんて話をよく聞きませんか?
それは火事場の馬鹿力が働いたということもありますが、
それ以上に手段を選んでいないから結果を出すことが出来るのです。
ピンチになれば手段を選んではいられません。
そして目的は明確です。
手段も一つ、欲しい目的も明確に分かっているわけですから後は一直線に進むしかありません。
そうやって、目的が明確でシンプルになっていて、手段もシンプルになっていれば人は結果を出すことが出来るのです。
あれこれ難しくして、こだわって結果を疎かにしているのは自分自身なのです。
しかし現実はそんなに難しい問題ではありません。
何かを手に入れる為には、
何か目的を果たす為にはどうしても努力しなければいけないと思い込んでしまっているのです。
しかし本当はもっとシンプルで、今目の前にあるもので出来るものかもしれないのです。
難しく考えずに、目的と行動を明確にしていく事が何よりも重要なことなのです。
夢や目標を叶えたいのならやるべきことをやる努力は必要
目標を叶えたり夢を叶えたいと思うのなら当然努力は必要です。
努力が必要というと、頑張ったり無理をしなければいけないというイメージになってしまいますがそういうわけではありません。
努力という言葉だとどうしても苦しいイメージになってしまいますので、「やるべきこと」という表現でも良いでしょう。
そのやるべきことというのは例えば、
プロ野球選手になるためにはまず最初に野球を始めなければプロ野球選手にはなれません。
その次に、人よりも野球がうまくないとプロ野球選手にはなれません。
そしてプロのスカウトの人に目をつけてもらってスカウトされる必要があります。
そうすればプロ野球選手になれるのです。
そうやってやるべきことをやっていくことによってプロ野球選手になることが出来るのです。
そこに努力をするかしないかということは関係ありません。
すごい努力をしてプロ野球選手になる人もいるし単純に野球が好きで結果的にプロ野球選手になる人もいるでしょう。
なので努力をしなければ夢が叶わないというものではありません。
単純に夢を叶えるための行動をしっかりとしていれば夢は叶うのです。
しかし夢というのは今の自分には出来ないことをやるわけですから簡単に叶えられるようなものでもありません。
なので結果的に努力は必要だということです。
夢というのはそもそも今の自分には出来ないと思っているから夢なのであって、叶えるのが大変なのは当然です。
今の自分に出来ることを夢にする人はいませんから。
だからこそ夢を叶えるには努力と覚悟が必要なのです。
それでも夢は叶えられないものではありません。
自分の行動次第では叶えることは出来るのです。
諦めずに一歩一歩頑張っていきましょう。
天才とは才能がある人のことを言うのではなく努力を続けていける人のことを言う言葉
天才というのは誰よりも前を歩み続けていけるから天才と言われるのです。
どんな天才も努力をせずにみんなに追いつかれた時点で天才ではなくなります。
みんなが出来ないことを先に出来るようになっているから天才と言われるだけなのです。
ですから努力が出来ない人は天才でいることは出来ないのです。
天才であればあるほど誰よりも前を走り続けていかなければいけないのです。
どんなに人よりも優れたものを持っていたとしても、諦めてしまったりやめてしまった時点でみんなに追いつかれそして天才ではなくなります。
天才とは誰よりもその分野で前を走り続けていける人のことを天才と呼ぶのです。
ですから生まれつきの天才というのはいないということなのです。
初めは才能があり前を走り続けていけたとしても前を走り続ける努力をしなければすぐにみんなに追いつかれて天才ではなくなってしまうのです。
天才でい続けることというのは既に天才ではなく努力です。
天才というのは努力の天才のことを言うといっても過言ではないでしょう。
才能があることが天才ではありません。
誰よりも前を走り続けていけるメンタルと誰もやったことのないことを常に探し続けて先頭を走り続けるための試行錯誤の連続。
それが出来る人が本当の天才と呼べるのではないでしょうか。
結論:努力が全て報われるわけではない。だからこそ正しく努力をする必要がある。正しい行動が正しい結果を生むのです
正しい努力を見極める方法は、
- 目的をしっかりと見定めているか
- そしてその目的まで最短距離を通っているのか
その二つを常に心掛けながら目的へと向かう必要があります。
飲み物を飲むのなら、とにかく早く水を飲むことを考えているのか。
お金が欲しいのなら、お金を手に入れるまでの最短距離を通っているのか。
そこを考えて行動する必要があります。
努力というのは、全ての努力が報われるわけではありません。
努力をするにも正しい努力をしなければなかなかその努力は報われないでしょう。
ちゃんと目標に向けて正しく向かっていくことが出来れば努力が報われる可能性はとても高くなります。
目標を叶えるための手段というのはあまり重要ではありません。
それはもちろん「努力をする」ということも例外ではありません。
それよりも大切なことは、
「目的を見定めて正しい行動をしているかどうか」ということの方が重要なのです。
みんな個性があるわけですから当然成功するための方法だって違うのです。
ですから「どんな事をしたか」だけで成功するかしないかが決まるわけではありません。
人それぞれうまくいく方法も違いますし、持っているイメージも能力も違うわけですから当たり前のことです。
本当に結果を求めるのなら、自分が迷いなく結果に向かっていける事を見つけて行動する事が大切なのです。
そうやって自分の成功したい気持ちが成功を引き寄せてくることが出来るのです。
ですから「努力すること」を目標にするのはやめましょう。
目的を果たす為の正しい行動を見定めて、努力をするのなら正しい努力をしていきましょう。
そうすれば今までとは全然違った結果になっていくはずです。