憧れるという感情は自分が欲しいものを叶えている状態の人を見ると憧れるという感情が湧いてきます。
自分がモデルのような魅力的な人を目指しているのならモデルを見ると憧れます。
自分が学者を目指しているのならすごい学者をみると憧れます。
そのように自分が求めているものの完成形を目の当たりにすると人はその人に憧れを抱きます。
憧れるものというのは自分のなりたい自分
憧れるという感情は自然に生まれてくる感情です。
憧れるということはそのものになりたいという気持ちが自分自身にあるということです。
憧れる=自分がなりたいと思うもの
なのです。
自分のなりたいものは自分の憧れるものなのです。
憧れるということは自分にはないということ
憧れるという感情が生まれるのだとしたらそれが自分に持っていないものだということです。
自分が持っているものに人は憧れません。
もうすでに持っているのですから憧れることはないでしょう。
ロレックスの時計を持っている人が、同じロレックスを持っている人に憧れという感情はないでしょう。
そのように自分が持っていなくて人が持っているものに憧れを抱くということです。
逆に言えば、
自分にはないものであるということなのです。
自分がいらないものに対して人は憧れを抱かない
自分がいらないと思っているものに人は憧れたりはしません。
全くいらないもの、
例えばそこらへんに落ちている石を持っている人に対して、
その石を持っているなんて羨ましい。
その石を持っている人に憧れる。
ということにはならないでしょう。
自分が欲しいと思っているものを持っている人に憧れを抱くものなのです。
憧れているものはそのものを手に入れたときの感情
憧れているという感情はもちろんそのものも求めているのですがそれよりも手に入れた後の感情を求めているのです。
どういうことかと言うと、
ピアノを弾いている人を見て憧れるとします。
もちろんピアノを弾いていることに対しても、
「自分もあんな風にピアノを弾いてみたい」
「あんな音を奏でてみたい」
ピアノを弾くことに憧れていることもありますがそれ以外にも、手に入れた後の感情が欲しいこともあります。
「あんなにうまくピアノが弾けたらみんなの人気者になれるだろうな」
「ピアノが弾けたらみんなに自慢出来るだろうな」
というふ風にピアノが弾けるようになることによって手に入る現実に憧れていることもあるのです。
そこはどちらを求めているのかを自分で感じてみると良いでしょう。
もしその後の感情であれば別にピアノでなくてもモデルでも良いでしょうし、スポーツでも良いかもしれません。
自分が何の感情を求めているのかがわかると今後の選択にとても役に立つでしょう。
憧れているだけでは手に入ることはない
せっかく憧れを持っているのならそのものを手に入れるために行動すれば良いのです。
初めはみんな持っていないのです。
手に入れた人はみんなそのものに憧れて、そして求めて行動して手に入れたのです。
自分も頑張れば手に入るかもしれないのです。
憧れているのならその憧れているものを現実にしていきましょう。
あとがき
何も自分は求めているものも、目指しているものもないという人は憧れているものを探してみると良いでしょう。
自分が求めているものだとなかなか見つけにくいですが、憧れるという感情なら自然に生まれてくるものですからわかりやすいです。
もし身の回りにはないのだとしたら自分のいった事のないところや体験した事のないところへ行ってみると、また新しい発見があるかもしれません。
憧れるという感情は悪い感情ではありません。
自分求めているものが分からない人は、
自分の心に素直になって憧れるものを探してみると見つけられるかもしれません。