人生には流れというものがあります。 それは単なる偶然ということではなくて必ず原因があります。 思考が行動になりそしてその行動が結果になります。
流れは自分自身が作っている
「最近流れが悪いなぁ」 「最近何をやってもうまくいかないなぁ」 そんな風に感じる時があるでしょう。
それは結局自分が作ってきたことがそのまま現実になっているのです。
そんなに悪いことはしていない。
自分には見覚えがない。
そう思うことが多々ありますが、自分が悪気があるから悪いことで、自分が良いことをやっていると思っていることが全て良いことだとは限りません。
良かれと思ってやっていても、相手にとってはありがた迷惑ということだってあるのです。
自分の気持ちも大切ですが、 「どんな行動をしたか」 ということも重要なのです。
自分はいろんなことを考えて将来を見据えて考えていると思っていても、その結果全く行動していなければ何も現実は変わりません。
全ては時間差でやってくる
自分の行動をした結果や自分のやった行いというのはすぐに結果として現れるわけではありません。
時間差があるのです。
種を植えてから芽が出るまでに時間差があるように行動から結果までの時間差というのは必ずあるのです。
スポーツでもそうですが、筋トレをして次の日にムキムキになる訳ではありません。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と続けていくことによって身体が徐々に変化してその結果、ムキムキな身体に変化していくのです。
それだけ何をするにも継続が必要であり、行動してから結果が出るまでには時間差があるのです。
そのことを理解しておかないと、どうしても人は焦ってしまうものです。
あんなに頑張っているのになんで結果が出ないんだとショックを受けてしまうこともあるでしょう。
自分には向いていないんだと決めつけてしまうでしょう。
しかしそうではありません。
この世界の仕組みとして時間差があるのは当然なのです。
ですからある程度の継続というのは必要ですし、結果も現れる前にやめてしまっては結果が出るものも出なくなってしまいます。
逆に悪い習慣や行動もすぐに結果が現れる訳ではありません。
毎日悪習慣を続けていたり、寝不足を続けていたりしてもその時は案外大丈夫だったりするけれど、その後に一気に疲れがきたり体調を崩したりしてしまうものです。
それだけその瞬間にすぐに結果が訪れる訳ではないのです。
そのことを理解しておくだけでも、
「なんで今こんなに状態が良くないんだろう」とか、「どうして上手くいっているんだろう」とかそういう原因を少し前の行動を遡って考えると原因が見つかるかも知れません。
良かれと思っていてもそれが良い行動かはわからない
どんなに良かれと思ってやっている行動でも、それが良い流れを生むかということは別の話です。
「人のために良いことをしているから、自分に良いことが返ってくる」 そう思って行動していても、なかなか良い流れが回ってきません。
それは、
相手の為に行動することによって人に恵まれたり、友達が増えたり、争いがなくなったりと良い流れが生まれることはあります。
しかし自分自身のことを考えてみると、 自分が無理をして自分の出来ること以上に人のために行動した結果、 自分が疲れてしまったり自分ばかり損をしてしまい、どんどん元気が無くなってしまうこともあるのです。
人のために自己犠牲をすることが正しい行動ではありません。
そのように自分が良かれと思っているから良い流れを生むということが同じことだとは限らないのです。
行動と結果と縁によって現実が決まる。
良かれと思ってやっても、結局悪いこともあるのであれば、どうすればいいかわからなくなってしまうことがありますがそんな難しいことではありません。
結果的にどんな行動をして、どんな結果になるかということを考えれば良いのです。
数学の勉強をして、漢字を覚えられることはありません。
勉強をしていて、運動能力が向上することもありません。
どんな行動をしたかによって結果が決まるのです。
お金をたくさん使えばお金は無くなりますし、たくさん仕事をすればたくさんお金をもらうことが出来ます。
難しく考えずに、行動した結果が現実になるのです。
ただ行動と結果がそのまま現れるのではなく、縁というものがあります。 「運」と表現しても良いでしょう。
その運があるからこそみんなが迷ってしまったり、悩んでしまうことがありますが、実際に運はその時のタイミングなので自分の思い通りにコントロールすることが出来ません。
自分でコントロール出来るのは行動のみです。
しっかりとやるべきことをやって、あとはその時の状況に対応していくことが大切なのです。
人の心は操れないし自分の思い通りにならない
自分が行動したことが結果として現れます。
しかし人の心の問題となると別問題です。
人の心は自分の思い通りになりませんし、こちらが思ったこととは違う伝わり方をしていたり、その人の受け取り方次第で自分のやったこととは全然違う結果になることがあります。
こちらがしたことがありがた迷惑になることもありますし、大きなお世話になることもあるのです。
それが人間関係の難しいところです。
みんな自分の考え方があってみんなそれぞれ違って当たり前なのです。
人の心はどうなるか分からないのですから自分のするべきことや自分の出来ることを出来る限りやっていくしかないのです。
流れが良いというのは、自分の思い通りの道へ進んでいるということ
流れが良い、流れが悪いというのは自分の心が決めています。
例えば、自分はゆっくりまったりの生活がしたいので、フリーランスの仕事を始めて、それが軌道に乗り仕事が増えて充実した生活を送っていました。
ですがそれがどんどん仕事が増えてしまい毎日休みなく働いています。
お金はありますが全く時間がなく、ゆっくりまったりとは程遠い生活になってしまいました。
そして、 結果的に忙しさのあまり過労で倒れてしまいました。
もともとは、マイペースで生活がしたくて始めた仕事でも、自分のイメージとは違う現実になってしまうとどんなに周りから見たら良い状況だとしても、
自分からしてみたら「流れが悪い」と感じるものです。
ですから流れが良いか悪いかということは、 自分の思い通りの人生に向かっているかということがとても重要なのです。
あとがき
人生には流れというものがあります。
良い流れの時もあれば悪い流れの時もあります。
それは人間なのですから当然波はあります。
流れが良くても油断をせずに、流れが悪くても心を乱してはいけません。
思考が行動となり、行動が結果になるのです。
どんな現状だとしても自分の進むべき道を常に考え、進んでいくことが良い結果を生むのです。
その結果が現れるまでにはどうしても時間がかかりますし、それだけ続けていかなければ結果としては現れることはありません。
目標のために向けて行動することと、それを続けていくことが出来て初めて結果として現れるのです。 結果は時間差でやってくる。
そのことを忘れてはいけません。
すぐに結果が出ないからといって悩まずに、気長に待つことも必要なことなのです。