目的を明確にすることが目標達成には大事なことです。
初めはしっかり目標を決めて動き出すのですが、進んでいくうちにどんどん目的が変わっていくことがあります。
そうするとどうしても目標自体が曖昧になり、何を目指しているのか分からなくなります。
そうならないために必要なことを書いていきます。
目標がブレてしまう原因
最初の目標は、
「フルマラソンを走りきること」
と設定したとします。
初めの方はフルマラソンを走りきるために、練習したりサプリメントを飲んでみたり、マッサージへ行ってみたりと、目標達成のために必要なことを行動しています。
それは目標達成に必要なことなのでどんどんやるべきです。
ですが次第にいろんなことを考え始めます。
例えばフルマラソンを走るためには、ちゃんとしたフォームで走る必要があるから、まずはランニングについてしっかり勉強しようと考えます。
そして、フォームの練習をしながら走ります。
その次にはフォームを変えるためには、バランスボールを使ったトレーニングが良いと書いてあったから実践してみようと思って実勢してみます。
それでもフォームが直らなかったので、今度はウエイトトレーニングをやってみようと考えて、ウエイトトレーニングを始めます。
それでもフォームが直らなかったので、今度はゴムチューブでの練習をしてみようと考えて実践してみます。
一見、フルマラソンを走るためにいろんな練習を取り入れていて、良さそうに思えますがそうではありません。
最初はフルマラソンを走るためにいろんな練習を取り組もうと思っていたものが、綺麗なフォームで走るためのトレーニングにすり替わってしまっているのです。
確かにフルマラソンを走るためには、綺麗なフォームで走ることは重要なのですが最初に決めていた、
「フルマラソンを走りきること」
という目標が第二の目標のようになってしまっているのです。
しっかりと目標を常に明確に意識しながら、そのための行動を決めていくことが大切なのです。
目標がすり替わってしまうよくある事例
「家族のために一生懸命働いて、家族に楽をさせてあげたい!」
という気持ちから、一生懸命仕事に取り組むお父さんがいます。
それはとても素晴らしいことです。
ですがそのお父さんは仕事に夢中になり過ぎて、次第に家族と過ごす時間がなくなっていきます。
仕事を頑張って給料を上げようと、残業したり、早めに出勤したりすれば、当然家族と過ごす時間はなくなっていきます。
そうしているうちに、どんどん家族との距離が遠くなっていって、余裕がなくなり喧嘩が多くなりました。
そして、大きな喧嘩をした時にお父さんが言いました。
「誰のために働いてやってると思っているんだ。もっと感謝しろ!」
と言ってしまったのです。
それがきっかけになり最終的には離婚することになりました。
こんな事例はよくある話です。
最初は家族のために仕事を頑張っていたはずなのに、
家族のために頑張ろうと思っていたのに、その家族をおろそかにして仕事を頑張っていてもそれは本末転倒です。
目的がすり替わってしまい、いちばんの目標が別のものに変わってしまっているのです。
そういう風に最初の目標まではいいのですが、その目標を常に意識して行動していないと、だんだん目標がすり替わってしまい、目標が分からなくなり、結果本当の目標を達成出来なくなってしまうのです。
目標がブレたり、すり替わらないための方法
人間は意識していないとだんだん変わっていってしまう生き物なのです。
なので、目標を常に意識し続ける必要があるのです。
そのための良い方法は、目標を明確にして常に意識して、目に見えるところに書いておくことで目標をしっかり持つことが出来ます。
目標を明確にするためにはノートの書いて目に見えるようにしておくことが大切です。
そうやって見えるようにしておくことで夢を現実へと引き寄せてくることが出来るのです。
この方法は知っている人は多いのですが実際に実践している人はほとんどいません。
それくらい人間というのはブレてしまう生き物なのです。
良い方法だと思っても、実際に実践するほど目標に対して、本気で叶えたいと思っていないのです。
ありきたりで当たり前だからこそしっかりやるべきなのです。
あとがき
目標や目的というのはブレたりすり替わってしまったりしてしまいます。
なので、しっかりと意識して常にその目標に向かって行動する必要があるのです。
逆に言えばしっかりと目標を持って行動すれば、自然と目標に近づいていきますし叶えることが出来ます。
自分の目標がブレていないかを確認して、あらためてこれから意識して行動していくことが目標達成への近道になることでしょう。