芸術家やアーティストになりたいと思う人は、
- 自分の考えを持っている
- 自分自身に自信を持っている
- 強いこだわりがある
という人が多いだろう。
自分の中にある「何か」を世に広めたいからアーティストになりたいと思っているだろう。
ただ有名になりたいからアーティストになるという人もいるかも知れないが、そうだとしても「自分を知って欲しい」という気持ちがあるからこそ有名になりたいと思うはずだ。
自分に全く自信がないのだとしたら、アーティストになりたいとは思わないだろう。
そんなアーティストになりたい、
またはアーティスト活動をしている人が必ず持って欲しいことがある。
それは、「プライド」だ。
「自分が何を成したいのか」
「自分がこの世に何を残したいのか」
その気持ちにプライドを持つことはとても大切なことだ。
その気持ちにこだわりを持って欲しい。
しかし、そのプライドがあるだけではアーティストとして成功することは出来ない。
じゃあどうすれば良いのかというとそれは、
一つの大きなプライドを持ち、そしてそれ以外のプライドは捨てることだ。
アーティストとして一つの大きな目標、
アーティストをする意味、
自分がアーティストである理由。
それは自分の中で持つべきだ。
そこがブレてしまってはアーティストとしての魅力が一気に失われてしまう事にもなりかねない上に、自分がアーティストとして続けていく理由がなくなってしまう。
だからこそその気持ち(プライド)は持っていて欲しい。
しかし、自分のプライドばかりにこだわり過ぎて、自分の可能性を狭めている人がとても多いように思える。
プライドを持つ事によってそのものを続ける理由であり、アーティストとして活動する意味にもなる。
そして自分自身を突き動かすための原動力、生命エネルギーにもなる。
だからこそ絶対に必要なものだ。
しかしプライドが悪い方向へと働くこともある。
それは、プライドをも守る為にやってはいけない行動が増えることだ。
それは厳密にいうと、プライドではなく見栄になってしまう。
一般的に悪いプライドと言って良いだろう。
自分が持つ意味のあるプライド、それは信念と言って良いだろう。
自分の可能性を狭めてしまうプライドというのは、
- 失敗したくない
- 変な風に思われたくない
- 情けないところは見せられない
というような自分自身を守る為に持つプライドだ。
そんなプライドは今すぐにでも捨てた方がいい。
自分を守るためのプライドは持てば持つほど自分がやれる行動が狭まってしまう。
自分の見栄のために行動を狭めていたら成功するものも出来なくなってしまいう。
だからこそ無駄なプライドはいますぐに捨てるべきなんだ。
- やったら上手くいくけどそれは自分には合わない
- 成功することよりも自分のスタイルは崩したくない
- 人に媚び売ってまで成功したいとは思わない
確かにどれも立派なプライドだ。
本当に信念があるのなら貫いても良いとさえ思える。
だが、その信念が一つであるのならそれでもいい。
結局ほとんどの人はこの要素を全部持ってしまっている。
自分のスタイルを崩さないのは良いが、人を頼ることも出来ずに、自分には合わないと決めつけて最初からやらない。
そうやってあれもこれもとこだわってしまうのだ。
こだわるのも良いが、それは成功した後でも良いんじゃないだろうか。
アーティストを目指すからには、たくさんの人に認知され、たくさんの人から称賛を受けたいと思うからこそアーティストをやっているはずだ。
だったらまず、たくさんの人に認知してもらうために自分が何をするべきなのかを考えることの方が先決なのではないだろうか。
プライドを持ったりこだわりを持つのはその後でも良いだろう。
売れていない時というのはある意味修行期間でもある。
その修行の期間というのはいくら失敗しても良いし、上手くいかなくても全然良い。
その期間に必要なのは、たくさんの力、実力をつけて、売れた時に備えることだ。
そして売れた時に、
「実力がない」と言われないようにたくさんの経験を積むことなんだ。
だからこそプライドを持って、新しいことに挑戦することをやめてしまうのはもったいないことなんだ。
なんでも挑戦して良いからと言って、詐欺まがいのようなことをしたり、自分の心が傷つくようなことをして良いというわけではない。
それは自分の心が病んでしまい、アーティストとしての存在意義まで失われてしまう。
だからこそ、一つだけ自分の中に芯を持ったプライドを持っていて欲しいのだ。
その一つのプライドを主軸にし、それ以外は自分の成長のためにいかに行動出来るのか。
たくさんのことに挑戦し、自分の血肉に出来るかどうか今後のアーティスト活動に大きく関わっていくことになる。
プライドを持つことは悪いことじゃないし、アーティストとしての存在意義や活力になるものなのだから必要なことだ。
しかし、そのプライドに縛られて、自分の可能性を狭めることにならないように注意して欲しい。
この記事を読んでアーティストとしての意味を見つけられることを願っている。