悟りを開くために大切なことは、自分の心と感情、そして欲に気付くことで悟りに近づくことが出来ます。
人は常に自分の心と欲によって自分の行動を決めています。
感情というのは欲も含めた感情です。
お腹が空いたからご飯を食べたいと思う。
暇だからゲームでもしようかな。
眠くなったから寝よう。
そのように自分の欲が自分の行動をする原動力となり、そして行動を決めているのです。
全ては自分の心と欲から行動を決めている
人は何かをするときには自分の欲と心のよって行動を決めています。
イライラしたからストレス発散で自分の好きなことをしたり、好きな食べ物を食べたいと思って食べたりします。
自分の人生を変えたいと思ったり、今の自分から成長していきたいと思えば急に本を読みたくなったりもするでしょう。
それは全て自分の心や欲から始まっているのです。
人はやりたくないことはやらないし、やりたいことは自然とやるのです。
もちろんやりたくないことをやることもあります。
それはやらなければいけないと自分が思っているか人にやらされているからやるのです。
どんなにやらなければいけないことでも本当にやりたくないと思えばやりません。
全ては自分の心と欲によって行動は決まってくるのです。
悟りは自分の心に気付くことから始まる
悟りとはその自分の心や欲に気付くことから始まるのです。
自分の欲が分かっていない状態ではどんな行動をして良いのかも分かりませんし自分がどうしていけば良いのかも分かりません。
行動も自分の人生も心から始まるものですから、心に気付くことが出来れば自然と自分のすべきことや自分のやりたいことがわかってくるのです。
それがどうして悟りにつながるのかというと、
自分のしたいことが分かれば欲をコントロールすることが出来るからです。
自分の心に気付くことが出来れば、その解決方法も自分で見出すことが出来ます。
自分の心に気付くことができれば自分の心を深く知ることが出来ます。
そして自分の心を深く知ることによって、自分の心に納得をして受け入れることが出来るのです。
人は納得出来ていない事を受け入れることは出来ません。
理由は言えないけどとりあえず納得してくれ!
なんて言われて納得することは出来ないでしょう。
納得して受け入れるためには気付くことが出来なければ何も始まりません。
まずは自分の心に気付くことから悟りは始まっていくのです。
欲に気付くための方法
欲に気付くことで悟りへの第一歩を踏み出すことが出来ます。
しかしそうは言ってもどうやって自分の欲に気付くことが出来るのかは初めはなかなか分からないでしょう。
どうすれば自分の欲に気付くことが出来るのかというと、
自分自身が何かを求めたり何かに対して苦痛を感じたときに自分の心の中で、「なんでそう思ったのか」という疑問を問いかけることが大切です。
例えば、自分自身が子供に対してイライラした気持ちを感じたとします。
それはどうしてそう思ったのかについて考えてみます。
子供に対してイライラする原因として多いのは、
自分の思い通りにならないからイライラするのです。
子供がおもちゃを買ってと駄々をこねてイライラした気持ちになることがあります。
それは自分の言うことを聞かないからイライラするのです。
と言うことは、子供は自分の思い通りになる存在だと思っているのです。
自分の思い通りになると言う考えを持っているから駄々をこねた時にイライラするのです。
他にも、自分の自由や自分の時間を奪われていることにイライラすることもあるでしょう。
人が何か苦痛を感じる時には、何か別のことを求めているから苦痛を感じるのです。
苦痛を感じた時は、自分が何を求めているのかについてよく考えてみましょう。
逆に自分が求めているものを感じた時にも考えてみましょう。
例えば、自分がゲームをやりたいなと思ったとします。
そんな時にどうしてゲームをやりたいのかと思ったのか考えてみましょう。
ストレスを発散したいからゲームをやりたいと思った。
少し時間が空いて暇だったからゲームをやろうと思った。
そのようになぜ自分が求めたのかに気付くことで自分の心の変化に気付くことが出来るのです。
そうやって自分の心に気付くことが出来れば、
人は何かをしようと思った時には必ず何か動機があるのです。
全く動機がないのに行動することはあり得ないのです。
欲があるから行動します。
欲があり苦痛があるから行動するのです。
何かを感じたときや行動しようと思った時に自分に対して、
「どうして?」と言う問いかけをすることで自分の心に気付くことが出来るのです。
欲に振り回される人生をやめる
もし自分の欲に気付くことが出来たのならそれだけ解消する方法が分かるということです。
欲に気付き、その原因が分かれば苦痛を解消することも出来るのです。
そうすれば欲も自分の心もコントロールすることが出来るので欲に振り回される人生から抜け出すことができます。
欲がどうして生まれて、どうして悩みが生まれてしまうのかが分からないとずっと悩み続けることになります。
そうやって悩み続けている人生ではいつまで経っても悟りを開くことが出来ずに辛い人生になってしまうでしょう。
辛い人生から抜け出すためには、
欲が生まれ悩みが生まれる原因を知る必要があるのです。
そうすれば自然と欲に振り回されることはなくなるでしょう。
欲や悩みが生まれた時は「見る」ことで消えていく
欲や悩みが生まれた時に解消する方法があります。
それは、感情に飲まれそうになった自分を客観的に見ることで自然と消えていきます。
人は、どうしても感情が生まれた時にはその感情に自分の気持ちや心までその感情に巻き込まれてしまうのです。
例えば、イライラしてしまった時にはイライラしている自分にイライラしてしまうのです。
あいつムカつくな。
どうしてあいつは人の話を聞かないんだ。
あ〜またイライラしてきた。
という風にイライラしている自分にまたイライラしてしまうのです。
それでは一つのイライラに何度もイライラを重ねて感情に飲まれてしまうのです。
その時の解消法として、自分の感情を「客観的に見る」ということをすれば自然と感情は落ち着いてきます。
それはどういうことかというと、もし今自分がイライラした感情が生まれてきたのだとしたらそのイライラした感情を客観的に見れば良いのです。
「今自分はイライラしている」
「イライラして心がざわついている」
と自分自身を観察すれば良いのです。
そうすると自然と心が落ち着いてきます。
その時に、今まで自分はイライラしていることにイライラしていたのだなと気付くでしょう。
何も余計なことを考える必要はないのです。
イライラしている自分をただ観察すれば良いのです。
それだけで心は静まってくるでしょう。
こうやって自分自身の感情すら客観的に見ることが出来ればそれはもう悟りの境地に達してると言えるでしょう。
あとがき
悟りへの第一歩は自分の感情と自分の心に気付くことから始まります。
何事も気付かなければ何も変えていくことも出来ません。
それは悟りに関しても同じことです。
気付くことで悟りへの道が開かれるのです。
気付くことが出来れば、
しっかり自分をコントロールできるようになり、そして自分を受け入れることが出来て最終的には悟りへと到達することが出来るのです。
自分の感情に気付くためには、
とにかく自分の心と感情を客観的に見ることが大切です。
自分の感情に飲まれることなく、
とにかく自分をよく見て観察することで気付きを得ることが出来るのです。