プライドなんて持っていても良いことなんてほとんどありませんし、自分の可能性や自分の限界を作るだけです。
自分のやっていることにプライドを持ってやることで上達していくことはありますし、職人のような人はプライドを持ってやる事が求められているものでしょう。
しかしそれはすでにある程度完成されている場合によるでしょう。
方向性も決まっていて、このまま続けていけば良いという状況ならプライド持っていても悪くはありません。
しかしそれでも私はプライドを持っていくことは良い事ではないと思います。
プライドがあると自分を変化させていく事が出来ません。
変化出来ないと言うことは成長することも出来ないと言うことになります。
人に煙たがられたりしますし、結果的に自分は損をする結果になる事もあるのです。
人の話だって素直に聞けないですし自分の意見を突き通すだけになってしまう。
とても自分にとって価値のある情報だったとしてもプライドがあるからこそ逃してしまうチャンスが出てきてしまうのです。
それはとてももったいない事だと私は感じてしまいます。
なので今回はプライドについてお話ししていきたいと思います。
目次
今の自分はプライドを持てるような人間なのか
プライドを持っても持たなくてもそれは自分が決める事だから別にどちらでも良いと思いますが、そもそも今の自分がどれだけすごい人間でどれだけ偉いのかと疑問を抱きます。
少なくとも私はプライドを持つような人間ではないと感じています。
いつプライドを持てるほどの人間になったのだろうか。
プライドなんて結局は自分を守るための口実でしかありません。
まだまだ発展途上で未熟な自分、今の自分に満足出来てない状態でプライドを持っていても何も意味はありません。
ただ自分の可能性を潰してしまうだけです。
もし今の自分が理想の自分になっていたり、満足しているのならプライドを持ってもそれは自分の自由です。
しかしこれから変化していかなければいけない状態で、プライドを持つと言うことは変化と成長の妨げにしかなりません。
プライドを持つことよりももっと大切な事があるのです。
プライドを持つことよりも大切なことは「謙虚」であること
プライドを持つことよりももっと大事なことはあります。
それは、
「素直で謙虚でいること」なのです。
素直で謙虚な人はプライドを持ったりしません。
プライドでガチガチに固めている人は素直で謙虚ではないからです。
自分を守っていたってそれは素の自分ではなく、自分を何かで塗り固めた自分でしかなく、自分の心に素直になれないわけですから自分を否定することが出来ないのです。
自分を否定出来ない人間に成長はないのです。
成長というのは哀しきかな、自己否定から始まるものです。
自分を否定して新たな自分へと変化する勇気と塗り固めた自分のプライドを剥がしていかなければ成長することは出来ないでしょう。
「プライドを持つ事」と「素直で謙虚でいる事」は両立出来ないのです。
だからこそ成長を求めているのなら、新しい自分になろうと思っているのならプライドを持ってはいけないのです。
それより大切なことは謙虚で素直にいる事の方がはるかに大切な事なのです。
自分を否定出来る者だけに成長という対価がもたらされる
自己否定をするというのは簡単なようで難しい事です。
口では言えても本当に心から自分を否定するというのはなかなか難しいです。
今まで生きてきた過程を否定していくわけですから、今までの自分は全て間違っているということを認めることに等しいことです。
しかしそれが出来る素直で謙虚な心を持つ事が出来れば人は大きく成長していく事が出来るのです。
「今の自分は間違っているのではないか」という疑問を持つことが出来る人が新しい自分へ変化することが出来ます。
いつも自分が常に正しいと思っている人間は、相手を否定するばかりで自分はずっと同じ位置にいることになります。
最初はそれで良いのかもしれませんが、10年もそれを続けていたらいつの間にか周りに取り残されてしまいます。
変化することは芯がブレているように見えるかもしれませんし、言っていることがコロコロ変わっているように見えるかもしれませんが、それほど色々執行錯誤して変化しようとしているということです。
変化することに恐れる必要はありません。
「変化=成長」なのです。
それが結果悪い方向へ進んでいたとしても、失敗したという経験を手に入れることが出来ます。
そこからいろんなことを学び、同じ失敗を繰り返さないで、何かを学ぶことが出来ればそれはまた成長なのです。
それよりも、自分は常に正しいと思い込み、ずっと同じ位置で低迷していることの方がよっぽど失敗です。
自分を否定する勇気を持ち、常に変化し成長する心を持っていることが大切だと感じました。
プライドは成長の妨げにしかならない
私自身はまだまだ発展途上の段階ですし、知らないこともたくさんあります。
そんな状態だと自覚がある中で、プライドを持つ事がどれだけ愚かな事なのかは分かっています。
人はなんだかんだで現実に完全否定されてプライドをけちょんけちょんにされた時に初めて大きな成長を遂げる事が出来ます。
何くそと思って捨て身でぶつかっていく時というのは案外うまくいったりするものですし、そんな状況をくぐり抜けた人間というのはかなりのスピードで成長していく事が出来ます。
それくらいプライドがあるというのは自分の足を引っ張ってしまうものなのです。
プライドがないというのは失うものが何もないわけですし、なんでも新しいことに挑戦出来ます。
そして失敗を恐れることもありませんので、失敗して当然という気持ちで立ち向かっていけるわけですからそれは本当に強みと言えるでしょう。
そういう捨て身の姿勢が自分自身を大きく成長させてくれるのです。
そもそも新しいことに挑戦するというだけでも大きな成長な訳です。
プライドがある人は、失敗を恐れてしまうために新しい事に挑戦する事が出来ません。
絶対に成功すると思えるものじゃないと挑戦出来ないので、今の位置にとどまってしまうのです。
それでは成長も出来ませんし成功する確率もかなり低くなってしまうでしょう。
それくらいプライドというのは自分の可能性を妨げてしまうのです。
あとがき
自分自身がもうすでに最高だと思うような生活と人生を送っているのだとしたらプライドを持っていても悪いことではないでしょう。
それだけ満足するような生活になるまでにはそれだけ苦労も努力もしているはずです。
しかしそうやって満足する生活をしている人ほどプライドは持っていません。
それはどうしてかというと、
プライドを持つことで自分の成長も止まってしまいますし、プライドを持つことのデメリットやプライドを持つ事の意味のなさも知っているからです。
結局は自分自身に満足出来ていないから変なプライドを持ってしまうのです。
今の自分が何も持っていないからプライドで自分自身を塗り固めて必死で守ろうとしてしまうのです。
しかし本当は自分が納得していないからこそプライドは持ってはいけないのです。
そのプライドがある限り自分自身が変わり成長していくことは出来ないのです。
プライドを捨てると一言で言ってもなかなか難しい事ではあります。
心から自分を否定するというのは、自分の心を丸裸にされる事なので恥ずかしさは誰にでもあるでしょう。
しかしそれくらい恥ずかしい事が出来るからこそ、それによって得られるものも大きいのです。
もし今の自分に満足していなくて、少しでも変わりたいと思うのなら今すぐにプライドを捨てて、謙虚で素直な心を持ちましょう。
そこから新たな人生がスタートしていくのです。