「アーティストになりたい」
そう考える人は潜在的に考えればとても多いのではないだろうか。
アートで飯を食う。
普通に考えたら無謀なことだ。
自分から生み出された芸術(作品)に飯が食えるほどの価値があるのだろうかと考えると現実的にかなり難しいだろう。
しかし現実にはアーティストとして、芸術家としてそれが職業となり生活をしている人は当然存在する。
そう考えればそんなに無理なことではないんだ。
自分の周りにアーティストとして生計を立てている人がいないから難しいように思えるが、自分と同じような人間がアーティストとして生きているんだ。
そんなアーティストとして生きていける人は、何故そんなことが出来るのだろうか。
どんな才能を持っているのだろうか。
そう考えている人に向けて、この言葉を伝えたい。
無理なことはない。
無理だと決めているのは自分の心なのだ。
アーティストになる資質とは
「アーティストになりたい」
だけどどうすればなれるのか分からない。
よほどの技術か才能がなければなかなか人の目に止まるような存在になれない。
人の目に止まらなければ、アーティストとしての活動でお金を稼ぐことは出来ないだろう。
じゃあ、アーティストに必要なものは結局才能と技術なのか。
確かにそれは当然必要なものだ。
しかしアーティストとして生きる上で、もっと大切なものがある。
それは、「人間力」だ。
人間力とは一体どんなものかというと、
自分が持っているイメージであったり、自分自身の意志の力。
絶対にやってやるという活力。
そして、行動するためのエネルギー。
人を惹きつけるような存在感。
全てを合わせて人間力と言っている。
確かに技術力や才能というのはそれだけ大きな力を持っているだろう。
しかし、どんなに才能があったとしても、そこに自分の意思やエネルギーがなければ人を惹きつけることは出来ない。
人は人の感情や集中した姿であったり、圧倒されるエネルギーに突き動かされる。
だからアーティストには意志の力が必要なんだ。
表現したいという渇望した感情が必要なんだ。
逆に、その感情を持っていれば、アーティストとしての素質は十分にあると言えるだろう。
アーティストになるための方法
次にアーティストになるための具体的な方法について書いていく。
もちろんアーティストになる方法は無数にある。
自分にあった方法を見つけて欲しい。
ネットで発信する
現代ではネットでの活動がとても効果的だ。
ブログやホームページは無料で簡単に作れるようになり、SNSなどのサービスが多数存在している。
Twitterやインスタグラムなどのプラットフォームにはかなりの人が集まっている。
そこで自分の作ったものを発表すれば、たくさんの人に見てもらえる可能性がある。
しかも無料で利用出来るのだから使わない手はない。
動画や歌ならYouTube。
写真ならインスタグラム。
文章ならブログやTwitter。
なんでもある。
自分にあった場所を見つけて思う存分発表すると良いだろう。
リアルな友達にも知ってもらいたいのなら、Facebookを使って発信していけばたくさんの友達に見てもらえる。
そうやっていろんなツールを駆使して自分の作品を見てもらうことで、徐々に有名になりアーティストとしての活動が本格的になっていくだろう。
自分を宣伝する為にも、自分の活動を本格的なものにする為にもネットで発信することはとても重要なことだ。
もちろんネットでの発信というのはとても地道な道になる。
いろんな人に知ってもらうまではとても時間がかかるだろう。
しかし無料で出来る上に、一度知ってもらえば継続的に自分を宣伝することが出来る。
何よりも一気に有名になる可能性を秘めている。
だからこそ今の時代ではネットでの活動は必須と言って良いだろう。
人に自分の活動を伝える
有名なアーティストになるためには、自分の活動を宣伝する必要があります。
アーティストはビジネスマンではないので、どうしても商売が苦手な部分があります。
自分を売り込む事が悪い事だと思ってしまいがちです。
ですが、せっかく自分が時間をかけて魂を込めて作ったものがあるのなら、たくさんの人に知ってもらうのは悪いことではありませんし必要な事です。
アーティストは、
「良い作品が出来れば絶対に売れる」
と思ってしまいがちですが、どんなに良い作品でも宣伝しなければ売れませんし、そもそも知ってもらえないのです。
自分の活動をたくさんの人に知ってもらうためにも、自分で宣伝していくことは必要なことです。
コンクールなどの発表する場に出場する
自分の活動を伝えていくのと同じことになりますが、コンクールなどに参加して自分を知ってもらうチャンスを自分で作ることはアーティストとしては必要なことです。
それに、たくさんの人に見てもらうことで自分に何が足りないのかを知ると共に、自分の実力がどれくらいのものなのかが明確に分かります。
実力試しになりますので、参加してみると良いでしょう。
ほとんどの人が陥ってしまう失敗なのですが、
「もっと実力がついたら発表する」
というふうに自分が納得してから人前に出ようとしますが、それでは時間がかかりすぎます。
それに自分が成長したとしても、その時にはまた「もっと良くなってからにしよう」と結局は納得いかない事がほとんどです。
明確に決めておけばまだ良いのですが、最高の自分になるまで蓄えようとしてしまうのです。
一見良いことのように思えますが、結局は失敗したくないという自分のプライド守ることを優先にしてしまっているのです。
先延ばしにする一番のデメリットは、
「自分の成長を妨げると共に成長速度を遅くしてしまう」
というところにあります。
やはり人前に出そうと思うと気持ちの入り方が違います。
そして、人前に出すことでどこがいけなかったのかが分かります。
自分の課題を見つける事が出来るのです。
他にも緊張感を持って活動する事が出来るのです。
普段の活動もなんとなくダラダラしたりせずに、目標を持って適度な緊張感を持つことは自己成長にはとても大切なことです。
人前に出るのが遅ければ遅いほど、成長スピードが遅くなってしまうのです。
まったくの初心者ではいけないのかも知れませんが、恥をかいても良いので早めに人の目につくところに発表することをお勧めします。
手段は気にせずに自分の活動を発信すれば良い
色々話してきましたが、
あれこれ考えるよりもとにかく自分の気持ちや作品を発信する事が大切です。
作るばかりで誰にも見られないのでは、寂しいですし気持ちも入らないでしょう。
確かに不完全な状態で人に見せるのは恥ずかしいです。
その気持ちは誰でもあるでしょう。
しかし誰かに見てもらわなければ何も始まりません。
まずはネットでも良いですし、友達でも良いです。
とにかく見てもらいましょう。
自分以外の誰かに見てもらったときに初めてその作品の価値が生まれるのです。
自信を持って発信するべきだ
せっかく世の中に自分の作品を発表するのなら、自信を持って発表しましょう。
人の目に付けば否定されることもあるでしょう。
しかしどんな作品だったとしても、それを評価してくれる人はいるかも知れません。
そんな評価してくれる人のためにも、自信を持って発表するべきです。
アーティストは、「つまらないものですが・・・」という気持ちは必要ないでしょう。
だからと言って「俺の作品を見ろ!」という風に強気に見せる必要はありませんが、気持ちを込めて作ったということはしっかりと伝えても良いでしょう。
人の目に付くことをしなければ誰も見てはくれない
結局何が言いたいのかと言いますと、
見てもらう努力をしないと誰にも見てもらえないということです。
これだけ情報量が増えて、すぐに情報が古くなってしまう時代です。
自分の情報を発信してもすぐに他の情報に埋もれてしまうでしょう。
そんな時代だからこそ人の目につくところに常に発信していかないと見てもらえないのです。
良い作品だから何もしなくても良いという時代はとっくに終わっているのです。
アーティストは良い作品を作ることはもちろんですが、その作品を魅力的に見せる能力も求められています。
まずは、自分の作品も自分自身も誰かの目に止まる場所に置いておくことから始めましょう。
その一歩を踏み出すことで、本当にアーティストとしての活動が始まるのです。