お金を稼げるようになったり、収入が増えたからと言って生活水準を上げることはあまりお勧めしません。
なぜなら生活水準を上げたとしても幸福度は全然変わらないからです。
贅沢をすることはたまにだから贅沢に感じるだけであって、それが生活の一部になって当たり前になってしまった時点でそれは贅沢ではなく「日常」になってしまうのです。
それなら無理して生活水準を上げる意味はありません。
だって生活水準を上げても幸福度は上がらないのですから。
今回はどうして生活水準を上げても幸せになれないのかについてお話しします。
無意味に生活水準を上げてもその幸福はすぐに消えていく
生活水準を上げたとしても上げたときはちょっと良い気分になるけれど、それが2ヶ月3ヶ月と続いていたらそれはもう当たり前の日常になっていってしまいます。
当たり前になった時点でもう幸福度が上がる事はありません。
もっと贅沢な生活をするしかなくなります。
生活水準を上げてしまうと、今まで通りの生活に戻ることが出来ずに戻そうと思っても、もう今の状態が当たり前になってしまって戻す事が出来なくなってしまうのです。
今までの自分に戻るだけなのに、それがとても苦痛なことに感じてしまうのです。
それはどうしてかというと、
人はネガティブだったりマイナスなものの方が大きく捉えてしまうからです。
生活水準を上げたときの幸せよりも、生活水準を下げたときの苦痛の方がはるかに辛く感じてしまうものなのです。
ですから無意味に生活水準を上げることはやめておきましょう。
一度あげたらなかなか戻せなくなってしまうのが人間の悪いところなのです。
人間が感じる幸せは比較によって生まれるもの
人間の幸福というのは、過去や記憶の中の自分との比較によって生まれるものです。
それは不幸も同じです。
自分がイメージしている自分よりも現在の自分が悪い自分であれば不幸に感じますし、それよりも良い自分であれば幸せに感じます。
過去の自分よりも今の自分の方が良い自分であれば幸福に感じるものなのです。
それは、自分の中にあるイメージの自分であって現実はあまり関係ありません。
自分の記憶や感覚によって決まってきます。
そうやって人は過去の自分や他人と比較をして、自分が幸せかそうじゃないかを判断しているのです。
それが幸せというものなのです。
なので生活水準を無闇に上げても、また生活水準を上げないと幸せと感じられなくなってしまうのです。
ですから生活水準と幸福度は比例しないし直結しないのです。
生活水準を上げることが目的だとしたらそれは良い
なんとなく収入が上がって生活水準が上げてしまうとそれが当たり前になってしまうのであまり幸せだなって感じないでただ出費ばかり増えてしまう状態になります。
だからなんとなく生活水準を上げることはお勧めしません。
しかし収入を増やすのが目標でその目標が叶った時に目標の生活の生活水準まで上げるのは悪いことではありません。
そこを目標に頑張ってきたのだからそれは意味のあるものになります。
目標達成として、成功体験としての生活水準を上げる分には悪いことではないですが、それでも生活水準を上げるのはあまりお勧めしません。
ちょっと生活水準を上げるだけですごい出費が増えるし、出費が増えたわりには「幸せだな」と感じるときは短いです。
だったら収入が上がっても同じ生活をして、たまにする贅沢を豪勢にしたほうがはるかに良いですし、自分の生活水準を上げるくらいなら、自分が絶対にお金をかけたいと思うものにだけお金を使って、それ以外の生活の固定費は変えない方が良いでしょう。
贅沢はたまにするから良い
贅沢というのは、今の生活水準よりも良いよいことをすると贅沢と感じるものです。
生活水準を上げてしまうとその贅沢のランクも同じように上がってしま宇野です。
初めはちょっと贅沢を何回か続けただけでもすぐに生活水準というのは上がってしまうのです。
人間は欲深い生き物だからちょっと贅沢をするとまた贅沢をしたくなる。それが癖になって習慣になってしまうものです。
贅沢はたまにするから贅沢なだけであってしょっちゅう贅沢をしても嬉しいと感じなくなってしまうでしょう。
贅沢をするために頑張るのではなくて、何か自分の目標のために頑張ったほうが良いでしょう。
結論:生活水準を上げることを考えるのではなく自分の目的を明確に決めてそのために何をするかを考えよう
私自身、一度生活水準を上げてしまってからなかなか元に戻すことが出来ませんでした。
そしてその贅沢も長くは続かずにすぐに当たり前の生活になり、その生活を維持するために頑張るようになりました。
「生活を維持するために頑張って仕事をして意味はあるのだろうか」という気持ちになってきました。
もちろんお金をたくさん稼ぐということを目標にしていた時期もありました。
その時はただ生活水準だけあげてそれ以上の目標がなかったので、本当に意味がありませんでした。
そして今は生活水準を落とせましたがかなり時間がかかりました。
これからは目標を持ってどんな生活がしたいのかを目標にして行動することでそれは意味があると感じました。
ただ生活水準を上げても幸福は一瞬で終わってしまいます。
生活水準を上げるのは終わりがありません。
もし生活水準を上げるのならどんな生活をしていきたいのかを目標にしていきましょう。
人は目標を持ち、その目標を叶えるために頑張る事が出来るのです。
そんな頑張った結果、生活水準を上げることに使うのはもったいない事です。
それよりも、更に高い目標を叶える為の投資に使ったり、趣味を充実させる為の道具を買ったりというように、目的を持ったお金の使い方をする方がはるかに充実したお金の使い方が出来るでしょう。
生活水準を上げるというのは目的ではなくただの贅沢です。
「なんとなく」なものです。
そんな「なんとなく」なものにお金を使えば当然なくなります。
生活水準を上げても幸福度が上がらないのは、目的を持ってお金を使っていないからだという事です。
是非参考にしていただけたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。