こんにちは!
今回は心理のテーマで初投稿の記事を書いていきたいと思います。
「自分の人生これからどうしていけば良いだろうか」
「やりたいこととか目指したいところなんて考えても見つからない」
「自分が幸せな人生を作った方が良いと言っても一体何から始めれば良いんだ」
そのように思っている人は少なくないと思います。
人生の方向性に悩んでいる人はまず、「自分の人生の土台作り」から始めることを強くお勧めします。
では、実際に土台作りというのはどんなもので、どのように作っていけば良いのかについて解説していきたいと思いますので、是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
自分の人生の土台とは一体何なのか
人生の土台と言っても人それぞれ違います。
それは人それぞれ必要なものや大切なものが違うからです。
では、自分の人生の土台を一言で言えば、
「自分にとって最低限必要なことの集合体」です。
例えば、
生き方(例1)の場合
- 家賃と食費、光熱費を払うことが出来て、趣味に使える収入(20万円程度)
- 自分がある程度満足できる自由な時間(一日5時間程度)
- 土日休み(趣味を楽しむ時間と友達)
- 飲み仲間との時間(月に一回程度)
- 残業や休日出勤のない職場(1日8時間以内)
生き方(例2)の場合
- 夫婦の会話
- ネットフリックスなどの動画や映画を観る時間(1日1時間)
- 最低限の睡眠時間(1日6時間)
- 子供が習い事が出来るだけの収入
- 年に一回の旅行
- いざというときの貯金
などです。
これはあくまでの参考なので自分にとっての最低限これだけは譲れないものをまとめてみましょう。
このときにあくまでも「これだけはないと精神的にも体力的にももたない」というものをまとめましょう。
「これもあったらいいな、あれもあった方が良いな」というものは自分の人生の土台ではなく、欲しいものになってしまいますので、それはとりあえず除いて考えてみましょう。
まとめますと、
人生の土台というのは自分にとって最低限これがないとキツいというものの集合体のことをここでは自分の人生の土台ということになります。
その土台というのは、今後も続けていきたい生活習慣のことをここでは「人生の土台」と言うことにします。
どうして人生の土台が大切なことで楽しい人生には必要なことなのか
人生の土台というのは自分の人生の基盤であり、ないとツラいというものです。
それはどんなにお金や自由な時間があっても、飲むものや食べ物、健康な体がないようなものです。
普段、あまり重要なものだと考えてはいませんが最も重要だということです。
「それがあるのが当たり前でなくなってしまうとツラいもの」だと考えると良いでしょう。
夢が叶ったり、目標を達成してたくさんの人に賞賛されたとしても、一つでもツラいものがあると楽しい人生ではなくなってしまいます。
「仕事がなく収入がほとんどないけど、趣味を楽しむ時間はある」という状態だとしても、そのままの状態を続けることが困難なのであればそれは良い状態とは言えません。
「家族のためにたくさん仕事をして頑張って収入を得たけれど、家族とは疎遠になり結局離婚することになった」という状態も土台がしっかりと出来ていないという状態です。
「なくなっては困る」
「それがないと大変だ」
そう思うものがあるのなら、それを優先して守り、手に入れるべきなのです。
ですから、まずは人生の土台をしっかりと築いていくことが楽しい人生には最も大切なことだということです。
それで満足出来なくなった時には、その土台を築いてその上で何か目標を持って作り上げていけば良いのです。
やりたいことや欲しいことはその土台の上で初めて立つことができるもの
「最低限自分の人生に必要なもの」がある程度揃っていて、なんとなく不満はないけどこのままで良いとは感じていない、という人がいるのではないでしょうか。
そういう人が次にやるべきことは、その最低限必要なものを守りながら欲しいものを手に入れていくことです。
最低限必要なものがなくなってしまったら、結局何かを手に入れても不満が溜まってしまいます。
せっかく何かを手に入れても不幸になってしまう可能性があります。
しっかりと自分にとって必要なものを見極めながら次のステップに進んでいってください。
その時に注意して欲しいことが、
「今まで大切だと思っていたものがもしかしたら必要ではないかもしれない」ということに気づくことです。
環境や状況、そして年齢とともに必要なものが変わっていきます。
「若い頃は趣味の時間や友達との時間が一番大切だったけれど、それだけではいけない気がする」というように変化することがあります。
その心には素直に従っていくと良いでしょう。
そういう場合は、最低限必要なことリストから無くして、また別に必要になったものを入れていけば良いのです。
やりたいことや欲しいものなどは最低限必要なものが揃ってからでも遅くはないので、まずは不安や不満のない最低限の生活を作っていきましょう。
人生の土台は出来たのに満足出来ないのはどうして?
ここまで読んでも、
「人生の土台が出来ているはずなのになぜか心がザワザワしたり日々の生活が楽しくない」と感じている人は少なくないでしょう。
それはどうしてかというと、
「今のあなたにとっての人生の土台が出来ていないから」です。
先ほども言いましたが年齢や状況、環境によって人生の土台というものは変わります。
もちろん心の変化によっても変わっていくのです。
価値観は当然変わりますので、過去の自分が満足していたものも今の自分が満足するかどうかは別の話です。
ですからそういう場合は、今の自分の土台を見直してみる必要があります。
自分では土台が出来ていると思っていますが、本当は出来ていないということです。
見落としている土台の特徴は、
- やろうと思っているけれど先延ばしにしている
- すぐには手に入らないから後回しにしている
- 面倒臭いからやっていないこと
- 大変だから半分諦めていること
- やりたくないと思い込んでいること
- 手に入らないと諦めていること
などがあります。
これは「欲しいものや目指していきたいもの」の分類になりますが、その中でも生きている間には手に入れたいと思っているものがあるでしょう。
「大成功して大金持ちになってやる」というような目標というのは、達成出来ないと思いつつも目指して頑張りたい夢のようなものに入ります。
しかし、ここで言うところの手に入れたいものというのは、
- いつかは恋人を作って結婚したい
- いつかは海外へ行きたい
- いつかは起業してラーメン屋をやりたい
- いつかはカウンセラーになって人を助けたい
というようにやろうは思っているけれど、ちょっと大変だから先延ばしにしていることがここで言うところの欲しいものです。
もし、今の現状では土台が出来ていて大きな悩みはないけれど、何となく満足もしていないという状況なのだとしたら、そのような目標に挑戦していくことが必要なのです。
それでも今の自分には満足出来ないから欲しいものは欲しい
今の自分はしっかりと土台も出来ているし、先延ばしにしていることもない。
「だから、挑戦して夢を叶えないと満足出来ないんだ」
そう思っている人もいるでしょう。
それはそこまで明確に目標が決まっているのであれば挑戦するべきです。
どんどん挑戦して目標達成まで向かっていき、その目標が近づいてくれば楽しくなっていくはずです。
ただ、ここでお話ししているのは「明確にやりたいこともなく、絶対に達成したいと思えるような目標もない人」はまずは人生の土台を作ることから始めよう、と言うことをお話ししています。
目標があれば是非挑戦していってください。
その時にも現状の土台を無視して目標を達成しても、本当に幸せになれるかどうかはわかりません。
なので今ある本当に大切なものや、今後も変わらないであろう人生の土台を無視して目標に向かっていかないように注意して欲しいと思います。
最後に
人生の土台(自分にとって好きな生活習慣)というのは本当に大切です。
日々の生活に大きなストレスを感じていたり、ツラいものだとしたらどんなに目標達成したとしてもそのツラさが消えるわけではありません。
日々の習慣が良いものでないと、健康で楽しい人生というのは送ることが難しいのです。
プロフィールにも書きましたが、私は競輪選手をやっていて一般的には良い暮らしをしていたかもしれません。
自分が目指していた目標を達成して掴み取った人生でもあります。
しかし、それだけでは幸せになることは出来ませんでした。
やはりそのときの生活習慣や人生の土台がしっかりとした自分の納得がいくものでないと幸せを感じることは出来ないのです。
自分が納得するような、
- ある程度の収入
- ある程度の心の余裕
- ある程度の身体的余裕
- ある程度の時間的な余裕
- ある程度の趣味を楽しめる余裕
- ある程度の自由な時間
- ある程度の心の穏やかさ
その「ある程度」は人によって全然違います。
自分にとってのある程度が整っていなければ、どんな目標も夢も意味がないのです。
だからこそ、人生の土台というのは何よりも重要だということを伝えたいと思いました。
参考になれば幸いです。
長い記事になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。