「結婚するのならやっぱり本当に好きな人と結婚した方が良い!」
そう思うのは普通の考えでしょう。
もちろん本当に好きな人と結婚出来たら最高です。
しかし現実はそうはいかないことが多々あります。
「だけど私は絶対に好きな人と結婚する!」
「そんな本当に好きでもない人と結婚するのは間違っている!」
そんなんじゃ幸せになれっこない。
そう思っている人に是非伝えたいことがあります。
本当に好きな人と結婚しても、幸せになれるかというとそれは別の話でしょう。
もちろん好きな人と結婚した方が良いのはその通りだが、
好きな人との結婚=幸せ
という方程式が決まっているわけではありません。
間違えてはいけないのが、
気持ちの盛り上がり=大好き
と思っている人が多いのです。
よく、学生の時の付き合いたての時というのは気持ちが盛り上がっているから、本当に好きすぎて周りが全く見えなくなることがあるでしょう。
あの状態は相手のことが好きなのではなく、盛り上がりに近い状態です。
吊り橋効果というものがあり、
ドキドキしていたり気持ちが高ぶっている感情と相手のことを好きという感情というのはとても似ていて、吊り橋の上に乗っている時のドキドキ感が相手のことを好きという気持ちと勘違いしてしまい、本当に相手のことを好きになってしまうというものです。
学生の時の気持ちの盛り上がりというのはそういったもの。
しかし大人になっても、盛り上がることがありその盛り上がりが本当の好きだと思いがちです。
だからこそ、不倫のような禁断の愛の方が燃えてしまうし、そういった相手の方が好きだと思い込んでしまう。
だけれどいざ結婚して長い年月を一緒に過ごすと、全然好きではなくなったなんてことは多々あります。
それは、気持ちの盛り上がりというのは確実にいつか盛り下がる日が来るからです。
じゃあ好きな人と結婚しても幸せになれないのかというとそういうことではありません。
盛り上がった気持ちはいつか盛り下がる日が来ますが、盛り下がったとしても盛り上がりがなくても相手のことを好きになっていれば、好きという気持ちは変わりません。
それは一緒にいた時の安心感や信頼関係というようなものかもしれない。
そういった感情というのは、時間が経つにつれて大きくなっていく感情でもあるのです。
これが二番目に好きな人と結婚した方が良いと言われる理由なのでしょう。
一緒にいて安心感があるという部分を結婚に求めているのであれば、余程のことがない限りは時間が経過してもなくなることはありません。
盛り上がりのような刺激ではなく、自然な感情であれば時間の経過によってなくなるわけではないからです。
だからこそ結婚相手には、刺激的な恋愛よりも安心感や一緒にいて落ち着くというようなものを求めた方が良いと言われているのです。
じゃあ結論は、
一緒にいて落ち着く人と一緒にいれば良いということになるのか。
そう言われると一概には言えません。
何故なら本当に好きな人でも安心感がある人がいるからです。
本当に好きな人と結婚して、盛り上がりがなくなったとしてもずっと好きでい続けている人はいます。
それは、盛り上がり以外にも相手に魅力を感じる部分があるから。
そういう人と結婚出来ればとても幸せな気持ちを持つことが出来る可能性は高くなります。
しかしそうは言っても、本当に死ぬまで満足した生活が送れるかというとそれは別の話です。
やはり刺激はなくなっていく。
ずっと一緒にいれば慣れもあるから当然なのです。
だから刺激を求めてしまったら、他に目を向けてしまうこともあるでしょう。
じゃあ結局どんな人と結婚すれば幸せなの?
と言われたら、
自分が納得する人と結婚するのが一番でしょう。
自分は結婚相手に安心感を求めているというのならそういう人を選べば良いのです。
本当に好きだと思える人と結婚できるのならそれで良いと思うのならそれでも良いでしょう。
どんな人と結婚しても悩まないということはありません。
だったら自分が納得する人と結婚するのが一番良い。
これでは結論にならないので、
最後に一つの意見として聞いて欲しい。
私は一番好きな人(盛り上がりがある人)と結婚するよりも、安心出来て価値観の合う人、お互いに成長出来る人と一緒になるのが一番良いと思っています。
お互いに成長し、変化しながら一緒にいれば他の楽しさもあるだろうし、刺激もある。
そしてお互いズレが生じても、変化するからまたお互いに良いところで落ち着くという安心感もあるからです。
やはり結婚というのは、長い時間を一緒に過ごすのだから安心感や信頼関係が一番大切なものだと感じています。
だから私はそういう人結婚するのが一番幸せなのだと思っています。