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不倫からの結婚、略奪婚はなぜ幸せになれないのか。

巷での噂されているというか一般的に多い事例として、

不倫をしていてそのまま元々の相手と離婚をして、不倫相手と結婚をする。

いわゆる略奪婚。

略奪婚というのは、形で言えば当然だが良い形ではありません。

お互いに未婚の相手を好きになるべきでしょう。

ですが、異性を好きになるのに理由はないという考えもあります。

相手が既婚者であっても好きになってしまったら仕方がない事。

それは不倫をする人の言い分としてはありきたりではあるでしょう。

しかし実際好きになったとしても、それ以上お近づきにならなければ相手を好きになる事はありません。

だから既婚者でも好きになってしまったから仕方ないという意見に関しては言い訳になります。

心の何処かでは既婚者でも良いという気持ちがあるからこそ既婚者の人を好きになる。という面は必ずあるでしょう。

絶対に既婚者のことは好きにならないと決めている人は、近づいていこうとは思わないでしょう。

だからこそ好きになってしまった人がたまたま既婚者という事はありません。

もし相手に教えてもらえずに、好きになってから既婚者だと知ったというパターンであるとまた話は変わってきてしまいますが、どちらにせよ相手が既婚者であるのなら恋愛感情を持たない方が良いでしょう。

目次

なぜ略奪婚はうまくいかないのか

なぜ略奪婚はうまくいかないのか。

もちろん略奪婚でうまくいっている人も中にはいるでしょう。

なので絶対にうまくいかないかと言われるとそんな事はありません。

しかし基本的にうまくいかないことが多いです。

それはどうしてかというと、

罪悪感や元旦那や元妻からの怨念というものもありますが、今回はそういう話ではなく自分自身の気持ち、そして人を好きになる気持ちの仕組みからうまくいかない理由を読み解いていこうと思います。

ここからが本題ですが、

どうして略奪婚をしてしまうとうまくいかないのかというと、

略奪婚、不倫というのは、日本では悪いこととされています。

子供の頃にもみんなが感じていた感情として、

「やってはいけない」

「悪いことをしてはいけない」

というようなものがあるとついついイタズラしたくなる気持ちがあるでしょう。

そのように悪いことだったり普段やらないことをやるというのは自然とドキドキするものです。

背徳感を感じると言っても良いでしょう。

それは不倫も同じことです。

普通に恋愛関係と、不倫として恋愛に発展するのでは、不倫の方がドキドキ感が増します。

そのドキドキ感が本当の恋愛感情以上に相手を好きになってしまったと勘違いしてしまうのです。

それを吊り橋効果と言います。

吊り橋効果というのは、

吊り橋の上で男女が向き合っていると、吊り橋の上にいる時のドキドキ感が相手のことを好きだというドキドキ感と勘違いをしてしまい、相手のことが本当に好きになってしまうというもののことを言います。

それだけハラハラやドキドキという感情は恋愛感情に似ているということなのです。

不倫というのは、

「バレるかも知れない」

「悪いことをしている」

という感情が自分をドキドキさせて、結果的にそれが恋愛感情だと勘違いしてしまうのです。

だから不倫の方が燃えるような恋愛に感じてしまうのです。

その燃えるような恋愛をしていると、一番好きな人はこの人だったんだと思い、どんどん不倫にのめり込む。

しかし実際はその相手が本当に好きかどうかはわかりません。

ただその状況にドキドキしているだけで、本当に好きな気持ちがあるかどうかは別の話だからです。

恋愛感情というのはただ相手のことを好きという感情のみで感じるものではありません。

その時の状況や立場などを踏まえて恋愛感情というのは感じるものなのです。

女性であれば自分自身が落ち込んでいるときに現れた人に恋愛感情を感じやすいです。

逆に男性の場合は、自分が絶好調の時の方が女性を好きになりやすい。

そのように自分の精神状態も恋愛には関係してきます。

そういうものなのだから、

当然二人の関係性によっても恋愛感情が湧いてくるのか、それとも湧いてこないのかは大きく変わってくるのです。

だからこそ、不倫の時の恋愛は不倫だからこそ湧いてくるものであって、仮にそのまま結婚してしまったら恋愛感情や背徳感がなくなり、うまくいかなくなることは当然起こり得るということなのです。

「不倫」という状況も含めて相手のことを好きになったのだとしたら、それは不倫ではなくなった時に同時に恋愛感情も失われることになってしまうのです。

それが不倫状態と結婚した後で大きな違いと歪みが生まれて、結局うまくいかないという状況になってしまうということなのです。

もちろん不倫の全てが恋愛感情と吊り橋効果のドキドキを間違えているかというとそんな事はなく、全ての不倫がうまくいかないということではありません。

単純にそういうことが起こりやすいのが不倫による略奪婚なのです。

略奪愛の全てがうまくいかないわけでもなく、全てがうまくいくわけでもありませんが、不倫と結婚というのは状況が大きく異なるものだからこそ、二人の関係性も大きく変わるからうまくいかないリスクは当然大きくなるのです。

そういった意味でも、倫理的にもやはり略奪婚はあまり良い選択とは言えません。

よほどのことがない限りは、普通の恋愛と普通の結婚という道を選んだ方が賢明でしょう。

あとがき

略奪婚というテーマで書きましたが、これは一つの考え方であり全てではありません。

人それぞれの幸せがあり、何が幸せなのかは自分で決めるのです。

ただ一つ言いたいのは、略奪婚や不倫というのはどうしても盛り上がりの気持ち、燃えるような恋愛に感じやすいものなのです。

だからこそ、すぐに離婚してもらったり自分が離婚したりというような考えは持たないで欲しいです。

是非一度立ち止まって考えて欲しいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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