自分自身の答えや考え方、そして感覚が正しいと思ってしまうことはあるでしょう。
「自分は間違っていない」
「私が良いと思ったのだからそれは良いことだ」
「自分の感覚には自信がある」
そう思うことがある。
しかしそう思う気持ちは分かるけれど、どんなに感覚や考え方が正しかったとしてもそれが本当に良いものなのか、そして正しいことなのかなんて分からない。
常に自分の感覚が正しいなんてことはない。
調子だってあるだろうし、考え方だって時代の変化や自分自身の変化によって当然変わってくる。
それどころか、そもそも正しいこと自体が存在しないわけだから、正しさなんて突き詰めたとしても一つの答えに辿り着くことはない。
辿り着くとしても、「正しい答えなんて一つもなかった」という答えくらいだろうか。
だから常に自分が正しいと思うこと自体が間違っている。
自信があるのは良いけれど過信した時点でそれは違う方向へと進んでしまうだろう。
常に自分自身を変化させて、適応していく。
そうやって試行錯誤していくことが正しさの追求には必要なことだ。
もちろんそうやって正しさを突き詰めたところで正しさに辿り着くかというとそんなことはなく、間違ってしまうことは多々ある。
だからこそ自分自身が正しいなんて思ってしまったら、すぐに間違った方向へと進んでしまうだろう。
正しさは常に変化し、自分が完璧に見極めていると思っても、少し視点を変えてみたり、新しい情報を知れば正しさなんて変わってしまう。
だからこそ自分を過信することはやめた方が良い。
こんなことを言ってる私自身も、自分の意見に過信して間違ってしまうことはあるのでこれからも注意していきます。
「正しい方向は知っている、だから常に自分が間違った方向へは進まない」
そう言った過信が間違った方向へ進んでしまう第一歩だ。
自分自身の考えすら客観的にみて、間違っているのか間違っていないのかを疑う勇気を持つべきである。
常に試行錯誤をして、自分の出した結論に対して、
「本当に正しいのだろうか」
「どこか間違った意見がないだろうか」と一度立ち止まって考えることが必要不可欠なことです。
もちろん自分を信じることはとても大切なことだし、自分を疑い過ぎるのは同じくらいに良いこととは言えない。
だからこそ私はバランス感覚を大切にしたいと思うし、何よりもたくさんの視点から物事を判断する視点の数はとても大切なことだと私は思います。