「足るを知る」と「満足」の違い【足るを知ることで悟りが開ける】


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あまり馴染みのない言葉ではあるでしょうが、

「足るを知る」という言葉があります。

その足るを知るという言葉と満足という言葉があります。

よく悟りを開くためには、

「足るを知ることが必要だ」

なんて言われるけどそれは満足と何が違うのか。

満足するだけでは悟りを開くことが出来ないのかという疑問が残ります。

目次

「足るを知る」と「満足」の特徴

まず始めに足るを知ると満足のそれぞれの特徴について書いていきます。

満足とは

満足とは、

自分の欲しいものが手に入ったり自分思い通りの現実になっていて心が満たされている状態のことを言います。

今一番欲しいと思っているものを手に入れたときに満足する気持ちが湧きます。

足るを知るとは

足るを知るというのは、

今の自分に何もなかったとしても何もないということはありません。

自分の体がありますし生きているのです。

ですから何も持っていないということはないのです。

その今自分が持っているものでも十分に持っていると自覚することが「足るを知る」ということになります。

「足るを知る」と「満足」の違い

足るを知ると満足の大きな違いは、

何かを手に入れたことで満足するのと、何もなくても満足することの違いです。

満足というのは、何か自分の欲しいものを手に入れたときに満足します。

足るを知るというのは、何もなくても満足をすることです。

そこが一番大きな違いなのです。

どちらも「心が満たされる」という意味では同じ感覚でしょう。

満足では悟りを開くことは出来ないのか

満足では悟りを開くことは出来ないですし苦痛が伴います。

悟りを開き、苦痛のない生活を送るためには足るを知る必要があるのです。

ではどうして満足では悟りを開き、苦痛から解放されることが出来ないかというと、

満足は自分の欲しいものが手に入らないと満足出来ないからです。

逆に言えば、

欲しいものが手に入れなければ満足出来ないのです。

条件付きの満足ということになるのです。

自分が欲しいものが手に入るという条件をクリアしなければ満足することが出来ないのです。

この世の中では全てのものが頑張れば手に入るわけではありません。

むしろ自分の欲しいものが手に入らないことの方が多いでしょう。

それでは満足出来ないことの方が多いということです。

そして仮に欲しいものが手に入ったとしても今度は、

その手に入ったものを守るために頑張ったり努力したりして執着することになります。

手に入らなかったとしても、手に入ったとしてもどちらにしても悩みが生まれ苦痛が伴うことになるのです。

満足では、

いつまで経っても苦痛から解放されることはないのです。

苦痛から解放されることがなければ幸せになることは出来ません。

そして欲は欲を呼びます。

いくら手に入れたところでもっともっとという欲は尽きません。

ですから満足ではいつまで経っても悟りを開くことは出来ないでしょう。

足るを知るための方法

足るを知れば悟りを開くことが出来ると言われてもそんな簡単に足るを知るなんて出来ないと思うでしょう。

足るを知るを会得するためには色々な方法があるので紹介します。

毎日を精一杯生きる

毎日を精一杯自分が納得するように生きることで足るを知ることが出来ます。

どうしても自分がすべきことだと思うことをやっていなければ、足るを知る人生を送れないでしょう。

もちろん最終的には何もなくても納得のいく人生を送ることが目的です。

しかしいきなり足るを知るといっても今の自分に納得することは出来ないでしょう。

まずは自分自身が後悔しないように精一杯生きることで足るを知ることが出来るようになるのです。

今を生きる

足るを知るということは今を生きるともいえます。

人はかなりの時間を「今」ではないことに使っています。

過去の事を悔やんだり、

まだ来ていない未来のことに不安になったりする時間というのはとても多いのです。

その時間というのは今を全く生きていません。

今という時間を使って過去や未来に時間を割いているのです。

時間というのは「今」しかないのです。

未来も過去も今の連続によって作られた記憶と幻想なのです。

その記憶や幻想に時間を使うことは勿体ないことです。

そうやって想像していると、

どうしても足るを知ることは出来ません。

それは今の自分に満足していれば未来や過去を想像する必要がないからです。

辛いことがあるから過去のことを振り返るのです。

欲があるから未来のことに目を向けるのです。

過去を振り返っても、未来に目を向けてもどちらも今の自分を受け入れられていないということです。

今を生きることで悩みも苦痛もなくなり欲もなくなっていくのです。

幸せを感じる心を持つ

幸せを感じる心を持つことで足るを知るということが出来ます。

足るを知るというものは、

今の自分に満足するということです。

人はどんなに手に入れたとしても満足することはないのです。

欲は欲を呼び、そしてもっと欲しくなるのです。

ですから今の自分に満足することが足るを知るということになるのです。

それはどんなことにでも幸せを感じる心が大切になっていきます。

  • 美味しいご飯を食べられて幸せ。
  • 気持ちが良い布団に寝られて幸せ。
  • お天気の良い日に散歩が出来て幸せ。

どんなことでも良いのです。

幸せを感じる心を持つことが足るを知るということなのです。

やりたいことをやってみる

自分がやりたいと思うことをどんどんチャレンジしてみることも良いでしょう。

やりたいことをやらないで今の自分に満足しろと言われてもそれで納得出来るほど人間は素直ではありません。

自分自身が腑に落ちた時に人は納得し、

そしてその気付きが悟りとなるのです。

足るを知り、そして悟りを得る為に自分のやりたいことに挑戦してみると良いでしょう。

そしていくらやってもその欲が尽きなければ、

欲が尽きることがないということに気付くでしょう。

そしてその欲が叶わなければとても苦しいことだと気付くことになるでしょう。

叶っても叶わなくても苦痛が伴うことを知ることが足るを知るということになるのです。

どちらにしても苦痛が伴うのなら、今のままに満足することが一番の幸せだと気付くことが悟りになるのです。

その為に自分のやりたいことを精一杯挑戦することも足るを知るに繋がるのです。

ないものではなくあるものに目を向ける

どうして足るを知ることが出来ないのかというと、

自分が持っているものではなく持っていないものに目を向けているからです。

人は全てのものを手に入れられるわけではありません。

プロ野球選手になって漫画家になって、アーティストになって、大金持ちになって・・・・

というように全てのものが手に入るわけではないのです。

どちらにしてもどこかで満足しなければいけない時がくるのです。

どこまでも欲しい欲しいと思う心は、

自分が持っていないものに目を向けているからいつまでももっともっとと求めるのです。

ないものではなくあるものに目を向ければ案外いろんなものを持っていることに気付くはずです。

  • 普通に生活が出来ている
  • 休日がある
  • 服を着れている
  • 遊びに行く時間がある
  • ご飯を食べるお金がある
  • 仕事をする体力がある

もっと言えば、

毎日健康に生きることが出来ている。

という風にあるものをあげていけばかなりあるものが多いことに気付くでしょう。

ないものに意識を向けているから苦痛があるのです。

ないものばかりを欲しがるから欲が生まれるのです。

あるものに目を向けてみましょう。

そうすれば案外いろんなものを持っていることに気付き、今の自分も満たされていることに気付くことが出来るでしょう。

足るを知ることが出来ない一番の理由

足るを知るというのは、

今の自分に満足するということです。

今の自分が持っているものが少なかったとしても、それでも持っているものはあります。

現代ではストレス社会ではありますが、

それでもみんな持っているものは昔に比べたらかなり多いものです。

生活はかなり便利になってきました。

スマホがあればパソコンと同じです。

本当にいろんなことが出来ます。

そのスマホの普及率はかなり多くて、一人一台持っているのは当たり前となりつつあります。

それだけでもすごいことなのです。

しかし満たされている人は少ないでしょう。

そしてスマホを持っていることに満足している人は少ないでしょう。

それはどうしてでしょうか。

それはみんなが持っているからです。

他人が持っているものを持っていたとしても人は足るを知ることが出来ません。

しかし誰にも持っていないものを持っていたらとても優越感があり、満足するでしょう。

人間は、

人と比べているから満足出来ないのです。

人と比べるから足るを知ることが出来ないのです。

みんな持っているものはたくさんあるのです。

しかし人と比べると自分の方が劣っているものがあるから満足出来ないのです。

人と比べることをやめればすぐに足るを知ることは出来るのです。

足るを知ることで悟りは開ける

悟りは足るを知ることで開くことが出来ます。

足るを知る=自分自身を受け入れる

ということになるので自分自身に不満がなく悩みがなくなるのです。

その結果、

他人も受け入れることが出来るので悟りを開くことが出来るのです。

自分に悩みがなければ自然と心が落ち着き平穏な日々を送ることが出来ます。

そして自分を受け入れているということは、自分が行動した結果がどんなものでも受け入れることが出来るので結果的にほとんどのものを受け入れることになるのです。

足るを知ることで自分を受け入れることが出来て、

自分を受け入れることで悟りを開くのです。

あとがき

人はいくら欲しいものを手に入れたとしても満足することは出来ません。

もっともっとと欲しくなるのです。

その欲は永遠に尽きることはありません。

そしてその欲があればあるほど増えていくものです。

人が幸せになるためには、

足るを知る必要があるのです。

足るを知ることで人は幸せになることが出来ます。

多くの悩みがなくなっていくでしょう。

自分だってたくさんのものを持っているのです。

誰だって人にないものだって持っているのです。

そのことに気付くことで足るを知ることが出来ます。

足るを知るために一番大切なことは、

人と比べる人生をやめましょう。

人と比べるから自分が満たされないのです。

もっとすごい人がいる。

もっと恵まれた人がいる。

そんな風に人と比べることで人は苦痛を味わうことになるのです。

人は人です。

自分は自分です。

自分自身が良いと思える人生を送れれば良いのです。

今の自分でも十分にいろんなものを持っているのです。

他人と比べるから自分は持っていないと錯覚するのです。

人と比べることをやめて、

足るを知り、悟りを開き、幸せな人生を送りましょう。

悟りについてのもっと詳しく知りたい方はこちら

 

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