ポジティブな人は何も考えずにポジティブになっているように思えますが、どんなポジティブな人でもネガティブになることはありますし、
一歩間違えばネガティブ思考になってしまって本当にネガティブな人になることもあるのです。
「学生の頃はポジティブだったのに社会人になってから会ってみたらネガティブになっていた」なんてことは結構ある話です。
今回は、スピリチュアルカウンセラーから見たポジティブな人だけがやっている思考法とその共通点についてお話ししたいと思います。
物事をシンプルに捉えて考えている

ポジティブな人は基本的に物事をシンプルに考えています。
そのシンプルな思考を意識しているのか無意識なのかは人それぞれ違いますが、シンプルに考えて余計なことは考えないというのがポジティブな人の共通点でもあります。
人が「よし、やろう!」と思うときは、思考がシンプルになった時です。
あれこれ考えてしまっている間は、思考がネガティブ状態になっているのです。
ですからポジティブな人はあまり難しく考えないようにしていますし、基本的にそういうことを嫌います。
何事も深く考えようと思えば考えることは出来ます。
「人はどうして恋愛をするのだろうか」
そのようにあえて深く考えればいくらでも出来るでしょう。
しかしあえてそういうことはせずに、目の前の問題や出来事に対して向き合っているのです。
もちろん深く思考をしたり、試行錯誤をするポジティブな人もいますが、そういう人は出来るだけ早く考えをシンプルにまとめるように意識をしています。
どんなに色々考えても出る答えというのは一つになるまで続きます。
ポジティブな人ほどその一つの答えに辿り着くのが早い傾向にあるのです。
「結局こういうことだよね」というように決断をするのが早いのがポジティブな人の特徴だと言えるでしょう。
物事には良い面と悪い面があってその良い面を意識的に見るようにしている

一つの物事に対して良い面も悪い面もあります。
それは見る角度によって大きく異なるのです。
この世界に一つの正解がないのは見方によって正しさが異なってしまうから答えがないのです。
例えば、
子供は小さい頃から英才教育をさせた方が良いという意見があり、そこには良い面も悪い面もあります。
良い大学へ入り、良い会社に入社したり公務員になることで将来の心配事はかなり減らすことが出来るでしょう。
しかし、それによって弊害もあります。
好きなことが出来なかったり、勉強以外の才能があるにも関わらず、その未知なる可能性を摘み取ってしまうことにもなりかねません。
そんな中でポジティブな人は、良い面を見て行動するようにしています。
なぜなら悪い面を見てばかりいたら、結局何もしないで終わってしまうことを知っているからです。
ほとんどの人は悪い面を見て、行動しないという選択をしてしまうのです。
良い面が自分にとって必要なものだとしたら、悪い面は仕方ないと受け入れてすぐに行動するのです。
そうやってポジティブな人はいちいち悩まずに、自分に必要なものとそうではないものを見極める能力が備わっていると言えるでしょう。
自己評価をあえて下げることはしない

自己評価というのは自分の自信に直結し、自信はポジティブ思考に直結するものです。
生きていく上で自信があるかないかで全然幸福度も結果も変わってきます。
挑戦した方が良いときに迷わず挑戦出来ますし、「何事も自分なら出来る」と思って行動した方が遥かに良い結果を招くものです。
ポジティブな人はそのことを知っていますからあえて自己評価を下げるようなことはしません。
「自分なんて」という考えはしないのです。
それはポジティブだからそういう考えにならないと思っているかもしれませんがそれは逆です。
どんなポジティブな人でもネガティブに考えようとすれば、どんどんネガティブになってしまうものです。
一歩間違えればポジティブな人がネガティブになってしまうことはありますし、私はそういう人をたくさん見てきました。
ですからポジティブな人はしっかりと自分自身で意識をして自己評価を下げないような考え方と行動をしているからポジティブでいられるのです。
他人と比べない、そして他人のことを気にしない

他人と比べるということは本当に自分にとって害であることがほとんどです。
当然の話なのですが、
「漫画家よりかは自分の方が絵は下手です」
「プロ野球選手よりは野球は下手です」
「年収1000万円だったとしても、大金持ちからすれば貧乏です」
「誰と比べるか」によって確実に自分の方が劣っていると思ってしまうものなのです。
人と比べてその人を超えたとしてもまた別の人と比べてしまったらまた自分が劣っていることになるので、いくら人と比べてもキリがないのです。
最初は自分よりもちょっと前を走っている人と比べて、その人を超えていくことを目標にして頑張るというのは良いことです。
目標が明確でやるべきことも明確、そして自分のモチベーションも上がるからです。
しかしその目標を達成したら今度は次の目標を決めて頑張るはずです。
そしてどんどん上の人を目標にしていくにつれて、自分はまだまだでもっと頑張らないといけないという風に変わっていくのです。
そうなってしまうと、キリがなく常に「自分は出来ない人」「劣っている人」というように考え方が変わっていってしまうのです。
それは真面目な人ほどそういう考え方になってしまうのです。
さらに上を目指して向上心を持って頑張ることは決して悪いことではありません。
しかし、その目標が「人」になってしまうと、その人と比べて劣っていると思ってしまいますから劣等感に変わってくるのです。
ですから人と比べるのは良くないです。
もし向上心を持って頑張っていきたいと思うのであれば、人と比べるのではなく具体的な行動目標を決めると良いでしょう。
野球であれば「今シーズンは2割以上打てるようにする」というような具体的な目標を立てて行動すると良いでしょう。
自分には自分のペースがあります。
失敗をしても次どうやったら成功するかを考える

ポジティブな人は常に前を向いています。
物事は同じ行動と結果でも見方によって全然変わってきてしまうものです。
「失敗して後悔をして二度とやりたくない」と思うのか、
「失敗したけど次は絶対に成功する、どうすれば成功するのか考えよう」と思うのかで全然違ってくるのです。
ポジティブな人は失敗を成功するための肥やしにするのです。
ネガティブな人は失敗を人生の失敗と捉えるのです。
失敗なんて誰でもします。
誰でもするからこそ、失敗をどう捉えるのかによってポジティブでいられるのか、それともネガティブになるのかの命運を分けるのです。
悩んでも解決しない問題は気にしないように心がけている

人生には悩んでも意味のない問題と悩んで解決する問題というものがあります。
その分け方としては、自分の努力や行動によって変えられることは解決する問題です。
逆に自分がどうやっても解決しない問題は悩んでも意味のない問題なのです。
「日本が不景気だからどうしよう」と考えるのは、政治家でもない限りは無駄なのです。
どうしようもない問題は悩むだけ無駄です。
仮に悩むのだとしたら、自分に出来ることは何なのかを見極めて自分に出来ることをやるのです。
生きていれば悩むだけ無駄なことはたくさんあります。
むしろ自分に出来ることの少なさに打ちひしがれてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、自分に出来ることも確実にあります。
そういうことを解決していくことで人生は豊かになっていくのです。
ポジティブな人は、自分に解決出来ないことは気にしないですし気にしないように意識をしているのです。
常に行動して前を向いている

最後にこれが一番重要なだと思います。
ポジティブな人は常に前を向いています。
というよりも前を向こうと意識しているのです。
人間は過去を振り返ったりすればネガティブなことを思い出したりします。
常に前を向いて前進していれば、過去なんかは気になりませんし後悔の気持ちも生まれてこないのです。
前を向いて常に前進していくことがポジティブでいることにおいて一番重要なことなのです。
『どんなに振り返りたくなったとしても自分を奮い立たせて前を向くこと』
それこそがポジティブな人が一番行なっていることであり、ポジティブな人がポジティブでいられる一番の方法なのです。
まとめ:ポジティブな人はポジティブな行動と考え方を実践しているからポジティブでいられる

ポジティブな人はただ生まれつきポジティブな訳ではありません。
性格によってポジティブになりやすい人もいればネガティブになりやすい人もいます。
しかし、ポジティブな人はポジティブになりやすい考え方や特徴があるということです。
もちろん無意識でやっている人もいますし、意識をしてポジティブを維持している人もいます。
しかしポジティブな人がポジティブでいられるのは、ポジティブでいるからこそ自然とポジティブになれるような現実を引き寄せてきているからです。
もし今の自分がネガティブでポジティブになりたいと思っているのだとしたら、是非取り入れてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。