人に教えること、導くために気をつけるべき事。正しい答えと相談者の求めている答えは違う


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私は人に何かを教えるというのはとても難しいことだと痛感しています。

特に感じてしまう事は、

その教えている人が思っている正解と結果を出すために必要な事というのは違うということです。

人それぞれやりたいことがありますし、こうしたいという意見があります。

それを尊重することはとても大切ですし、その人が納得すれば良いと思って今まで人にアドバイスをしていましたが、実際それが本当に正しいことかというと間違っているということもあるのです。

やはりみんな結果を出したいものです。

自分の求めている結果を出したいものです。

問題があるのなら解決したいものです。

そういう風に悩んでいるからこそ相談したいと思うのです。

もし自分が思っている正解と現実的に問題を解決するために必要な事が、全く同じなのだとしたらそれは自然と結果が出るでしょう。

やりたい事とやっている事と、現実での正しい行いが全て同じなら自然と良い結果が待っていますし人は悩むことはないでしょう。

しかし悩みを相談しにくるということは、

  • 色々やったけどうまくいっていない
  • 自分の思い通りにいっていない
  • 自分では考えてもどうにもならない

そう思うからアドバイスを聞きたいと思うのです。

それだけ自分の行いや考え方が間違っていたということが分かっているということです。

間違っている事は分かっているけれどどうすれば良いのか分からないから悩むのです。

だから正しい道を示して正論的なことを話せば、

「そんな事は分かっているけどそれは絶対にやりたくない」

と思っている人も多々います。

それでは解決する方法はないよと思っていても、本人が納得出来なければ問題を解決する事は出来ないでしょう。

だからと言って、その人の気持ちを尊重して間違ったことを言うことが正しいことかというとそうではありません。

何故ならそれでうまくいかなかったからアドバイスが欲しいと思っているのですから。

そうなると八方塞がりな状態になってしまうので、とても悩んでしまいます。

そういう場合の時に、問題を解決出来るのが本当に良いカウンセラーと言えるでしょう。

じゃあどうすれば良いアドバイスが出来るのかというとそれは、

「現実的に問題を解決するために必要なことは正しく教えていくことは大切で、それを相談者様にしっかりと納得してもらうこと」

が重要だということです。

その答えは相談者様にとって求めている答えではないかも知れませんし、そういう場合の方が多いと思います。

しかしそれでも伝えるべきことは伝えるべきですし、それを納得してもらえることが大切なのです。

その方法が分からないんだ!と思ってしまうかも知れませんので、もう少し詳しく説明いたします。

正論を言ったとしても納得してもらえる事はほとんどありません。

なぜなら大体の人は正論は知っているからです。

ダメなものはダメだと分かっているのです。

しかし分かっていても納得出来ないから悩んでしまうのです。

ですから一番重要な事は、

その正論を相談者様に納得してもらえるかどうかがカウンセラーの腕の見せ所でもあるのです。

納得してもらうためには、

まずは相談者様のことを本気で理解するかどうかにかかっています。

相談者様のことが理解出来なければ当然心を開いてくれませんし、自分のことをちゃんと分かってくれない人の意見を聞きたいとは思いません。

ですから相談者様が正しいのか間違っているかではなく、理解することが一番重要なことだということです。

一度、理解してくれると思ってもらえたら正論だったとしても、ちゃんと聞いてくれます。

「やっぱりそうするしかないのか」と納得してもらえるのです。

ですからカウンセラーに求められている事は、

正論や正しい意見を言う事はもちろんですが、それ以上に相手を理解する事が何よりも求められている事なのです。

それさえ理解していれば、良いカウンセラーになれるはずです。

まずは自分の意見を押し付けたり、正論をぶつけるのではなく、

相談者様のことを良い悪いで判断するのではなく、心から理解することから始めると良いでしょう。

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