完璧主義と言えば聞こえは良いけれど、その実態はネガティブを見つけてネガティブを解消しているに過ぎない。


Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/kikimaki/yocitaka.com/public_html/wp-content/plugins/wp-word-count/public/class-wpwc-public.php on line 123

完璧主義である人は結構多いのではないでしょうか。

完璧に仕上げないと自分が納得いかないから、全てをちゃんとしなければいけないと思っている。

それはそれだけ聞くと、

とてもこだわりがあって突き詰める人だという印象があり、別に悪いことのようには思えないでしょう。

しかし大体の完璧主義者というのは悩んでいる。

完璧というものに囚われて、

完璧にならないと気が済まないという状態に陥ってしまっている。

しかも本人はそれがとても正しいことだと思い込んでいるのです。

確かに完璧にするということ自体は向上心からくるもののように見えるけれど、実際は「完璧にならないと気が済まない」というようにネガティブな状況になってしまっている。

完璧主義というのは、「素晴らしい状態になりたい」のではなく、「悪いものを排除しないと気が済まない」というネガティブを排除し解消する行為になってしまうのです。

しかもそのネガティブって、別にそのもの自体がネガティブなんじゃなくて単純に自分がネガティブだと思い込んでいるものだったり、自分で作ったネガティブだったりする。

例えばだけど、

墓地があると人は無意識にネガティブなものだと思ってしまうかも知れない。

だけど本当は墓地なんてネガティブな存在じゃない。

もちろんポジティブな存在だとも思わないけど、ポジティブかネガティブかなんてどっちでも良いし、そんなものはない。

綺麗なものを見ればポジティブになって汚いものを見ればネガティブになる。

そうやって全てのものに、ネガティブというレッテルを貼ったり、ポジティブというレッテルを貼る。

それって自分でレッテルを貼っているだけで、別に最初からそのレッテルが貼られているわけじゃない。

そもそも全てのものにネガティブもポジティブもなくて、全てはそこに存在しているだけだということ。

それにネガティブやポジティブというものを決めているのは自分自身。

完璧主義というのは、自分で物事にネガティブのレッテルを貼って、そのネガティブを自分で解消しようとしているに過ぎないということ。

それではいつまで経っても前に進む事は出来ない。

ただネガティブを解消することにエネルギーを注ぎ込んで、自分の人生を良いものにしていこうという意識はなくなってしまっているのだから、良い方向へと進んでいく事は難しくなってしまう。

人生がうまくいかないと思っているのだとしたら、ネガティブを自分で作って、そのネガティブを解消することに時間とエネルギーを使っている可能性があるという事です。

ネガティブを解消すればポジティブになれると思っているかも知れないけれど、ポジティブなものを見ようとしなければポジティブにはならない。

ネガティブなものを見て、ネガティブを解消してもそれはちょっとネガティブが減るだけで、また別のネガティブを探してしまうだけ。

本当にやるべき事はネガティブを解消するんじゃなくて、ポジティブなものが自分の周りにはたくさんあるということに気付くことなんです。

普段自分の身の周りにあるポジティブであったり、感謝出来るような事はあまり意識していないと思います。

毎日ご飯を食べられていることに感謝したり、それがとてもすごいことでありポジティブなことなんだと噛み締める事はほとんどないでしょう。

だけど本当はそれがとても凄い事ですし、幸せというのはそういう当たり前の中に隠されているのです。

完璧を目指すということは、今の自分は完璧ではないと暗示をかけることになります。

そして、

完璧でなければ自分は幸せになれない=今の自分は幸せではない。

ということになります。

その気持ちによって本気で自分を変えたいと思って頑張れるのであれば良いのですが、そうやって完璧ではない自分を責め続けていても、その気持ちが変わることはありません。

ずっと自分を否定し続ける人生になってしまうのです。

だからこそ幸せになるために必要なことは、

自分のダメな部分を見つけて改善するのではなく、今の自分に何が出来て、今の自分は何を持っているのかに気付くことなのです。

そしてその自分が持っているものを伸ばしたり、それを活かした人生を作っていくことで良い自分へと変わっていくことが出来るのです。

その方が結果的に完璧に近づいていくのです。

どうしても日本の教育的に、悪い部分を改善して平均点を目指すことが正しいとされています。

苦手科目を克服することが正義になってしまっているのです。

だからこそ完璧主義の人がとても多いのだと私は思います。

大人になって気付くことだとは思いますが、本当に大切なことは平均的に何でもそこそこ出来る人よりも、出来ないことがあっても得意なことが一つでもある方が良い結果に繋がりやすいのです。

そう考えれば完璧になんでも出来るようになる必要はないのです。

それよりも自分のやりたいことや出来ることで生きていけば良いのです。

自分自身のネガティブや周りのネガティブを探してそれを改善するのではなく、自分が今持っているものや自分の長所(ポジティブ)を見つけて、それがとても素晴らしいことだと気付くことが大切なのです。

そして今の自分でも十分に持っていることを知ることが大切なのです。

それからその長所や持っているものを活かして更に高みを目指していけば良いのです。

ネガティブがあるということは必ずポジティブもあるということです。

ポジティブを見る事から新しい人生がスタートするのです。

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

コメントはこちら

コメントする

目次