この話は単純に自分の作り話であって、ただ思った事なので真に受けずにさらっと聞き流すくらいで聞いていただけると幸いです。
神様という存在を信じているでしょうか。
信じるという人もいれば信じないという人もいるでしょう。
それはどちらでも構いません。
仮に神様がいるという前提の話で今回は聞いていただけると嬉しいです。
人間の理想は神様という存在
私たちが思う「神様」という存在はどんな存在でしょうか。
- 完璧な存在
- 失敗をしない
- 全てを知っている全知全能
- 無限の力を持っている
- 何でも思い通りになる
- 自分で世界をコントロール出来る
- 永遠の命
そんなところでしょうか。
一言で言えば完璧で絶対的な存在と言えば良いでしょうか。
人間から言うとそんな存在が神様というものでしょうか。
人間から見ると完璧で理想的な存在が神様です。
むしろ神様という存在は、人間が理想と思えるようなもの全て合体させた想像上の存在と言っても良いかも知れません。
ただ理想を合体させて出来たのが神様という存在と言っても過言ではないでしょう。
人間の理想であり完璧な存在。
それこそがイメージ上の神様という存在でしょう。
人間という存在のイメージ
今度は逆に人間のイメージを上げていきます。
- 不完全な存在
- 失敗する
- 感情的
- 思い通りにならない
- 知らない事だらけ
- 死んでしまう
悪いところばかりになってしまいましたがそんなところでしょうか。
神様とは似ても似つかないような存在です。
しかし良いところを言えば、
- 自分で物事を考えられる
- 自由に決められる
- 成長出来る
- 試行錯誤が出来る
- 苦しみも悲しみも楽しみも嬉しさも味わえる
まだまだたくさんありますがそれくらいにしておきます。
こうやって色々なメリットもあります。
そうは言っても、物事なんて自分で決められなくても成長出来なくても良いから完璧な存在で居たいと思うのが人間でしょう。
それは当然の話です。
しかしそれは無い物ねだりというものです。
次に考えられる仮説をご紹介します。
神様という存在は人間が作ったもの
先ほども言いましたが、
「神様」という存在は人間にとっての理想と言える存在なのです。
本当に存在するかしないかは別として理想の存在であることは間違い無いでしょう。
存在するかしないかは分かりませんが神様という存在を作ったのは人間です。
仮に存在したとしてもまだ確認出来ていませんから存在を確証することは出来ません。
そうであるにも関わらず神様は存在します。
それは神様という存在を作ったのは人間ということになるでしょう。
神様という完璧な存在は人間の理想が作ったイメージの中の存在なのです。
人間を作ったのは神様という存在
よく言われているのは神様が人間を作ったという意見が存在します。
それを確認することは出来ませんが、今回はそれを仮説として一度飲み込んでください。
なぜ人間を作ったのか。
その問いに関して完璧な正解を答えられる人間はいないでしょう。
しかし私が思うのは、
神様の理想の存在というのは人間という存在だからです。
人間は神様という理想の存在を作りました。
それと同じように神様からすると人間という理想の存在を作ったのです。
なぜそう言えるのかということを詳しく説明します。
人間の理想は神様、神様の理想は人間
人間の理想が神様だということはお話ししました。
それは分かったとしても神様の理想が人間というのはそんなはずがないと思うでしょう。
でも考えてみて欲しいのが、
もし自分が神様だとして全てが思い通りになって完璧な存在で、失敗もしないし思ったものが全て手に入るような人生に生まれてきたとしたらどうでしょうか。
それは本当に楽しい人生を送れるのでしょうか。
全てが思い通りになるわけですし成長する必要もない完璧な存在です。
何か生まれてきてやるべきことはあるのでしょうか。
全くやるべきことはないでしょう。
生まれてきてやるべきことがないということは生まれてきた意味もないということです。
何もすることもないでしょう。
私たちは色々努力して欲しいものを手に入れようとします。
それがすぐに手に入るのならどうでしょうか。
何も楽しみもないです。
そうなると何も欲しいと願うことはないでしょう。
そして神様は生まれてきた意味がないのにも関わらず、死ぬ事すら出来ません。
永遠に生き続けなければいけないのです。
それは私たち人間からすれば最高のことなのですが、もし自分が死ねない状況になったとしたら死ぬよりも地獄でしょう。
どんなことが起きてもどんなにつまらなくても死ぬことが出来ません。
永遠に終わらないのです。
それこそ地獄だと言えるかも知れないでしょう。
なので死ねる人間というのは神様の理想と言っても良いでしょう。
そして苦しみや悲しみなんてない方が良いと私たちは考えます。
それは当然と言えば当然でしょう。
しかしもし悲しみも苦しみもなければ、楽しいことも嬉しいこともないのです。
苦しんだり努力した先に手に入るから嬉しいのです。
それが苦しみなくすぐに手に入るのなら嬉しさなんてありません。
だから苦しみがあるから嬉しさが生まれるわけですからとても必要な感情だと言えるでしょう。
そういう部分を全て加味した上で、神様が作った存在が人間なのです。
それは神様にとっての理想を組み込んだ最高の存在と言えるのではないのでしょうか。
この世界は最高のバランスで出来ている
あれこれお話ししましたが、
この世界は苦しみもあって悲しみもあって、思い通りになったり思い通りにならなかったりするのがこの世界です。
それはとても不完全なように見えて、とても完全な存在と言えるでしょう。
完全とは言えなかったとしてもとてもバランスの取れている世界なのです。
神様が作った最高傑作なのです。
もちろん私たち人間からすればとても不満が出るところはたくさんあります。
全員が病気にならずに幸せに暮らせる世界にした方が良いと思うでしょう。
私もそう思います。
しかしそんな良いところだけ集めた世界があるとしたら、それが当たり前になってしまって嬉しさも幸せも感じることがなくなってしまうのです。
不幸を感じることが出来るから幸せを感じることが出来るのです。
それは人間である限り変わりません。
だから苦しみも悲しみもあって良いのです。
それがあるから良い感情も味わえるのです。
そんな世界はとてもバランスが取れていて完璧な存在と言えるのではないでしょうか。
全ては人間から見た想像上の話
色々話してきましたがこれは全て私の考えであり私の視点から見た話です。
なのでこれが正解というわけではありませんし、そもそも人間から見た人間の意見であり、人間から見た神様の意見です。
本当の神様の意見というのはもっと人間の領域を超えた意見があるでしょう。
神様の意見を理解することは人間にはとても困難なものなので、本当の正解というのは分かりません。
逆に神様からすれば人間の意見は理解出来ないものもあるかも知れません。
いや、神様が全知全能だとしたら理解出来るかもしれません。
結局は今の段階では神様の意見は分からないのです。
そもそも存在すらしているのか分からないわけですから理解しようがありません。
なので今回の意見は一つの説として読んでいただけたら幸いです。
私個人からすればこの世界はとてもバランスが取れていて、なるようになっているなと感じています。
もちろんもっとこうした方が良いという意見は当然ありますが、それは単なる無い物ねだりと言っても良いでしょう。
ですから私は出来る限りこの世界の仕組みを理解したいと思いますし神様の意見を知りたいと思っています。
その為に毎日精一杯生きて、日々精進していきたいと思っています。
長くなりましたが最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
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【神様についての記事はこちらもどうぞ】神様とはどんな存在であり本当に存在するものだろうか。森羅万象全てのものは神様で出来ている